
義肢装具士として臨床に出た際には、製作だけの技術や視点で最適な義肢装具を提供することはできません。医学的根拠をベースにしたうえで患者様の生活スタイルや生き方などICF(国際生活機能分類)に基づく理解、評価、その情報をもとに提案・製作・調整などの臨床的な判断力が不可欠です。そのため授業では、6~8週間の臨床実習後に自身が担当した症例を学会形式の抄録にまとめ、臨床実習症例報告会を実施しています。病態評価と義肢装具の適応が理論的に組み立てられているか、臨床実習の機会を通じて「症例を診る力」を養うことが目的です。患者様のために探究する姿勢を忘れずに、最終的に要求した機能を満たしているか、満足するような義肢装具の設計ができているかを追求できる義肢装具士の育成を目指して学んでいます。

義肢装具士主導で、医師に提案する力をつけることの大切さも教えています
学生が臨床実習で担当した一症例について症例報告としてまとめ、発表を行う臨床実習症例報告会を年に1回実施。学生自身が実習で担当した患者様を症例報告で扱うことで、患者様との関わりの中で生まれる思いや葛藤、気づきが学習内容に反映されやすくなり、より深い患者理解につながります。また、各症例を学生が情報共有することで症例を診る力を養い、互いに意見交換を行うことで多角的な視点からの理解を深めることができます。授業ではグループワークを取り入れ、「なぜそう考えたのか?」考え抜く力を引き出しています。

自身が経験した症例だからこそ発表に熱が入る
医療や福祉に興味があり、問題点を捉えて解決策を考えることが得意な方に向いていると思います。授業では、さまざまな観点から観察し、一つひとつ理論を立てて考えながら行う力を学んでいってほしいです。

より実践的な製作実習の機会が豊富
対象患者の病態を医学的に理解する力+義肢装具の提案力を身に付けた義肢装具士の育成を目標に、それぞれの疾患について理解を深めるとともに、義肢装具の製作、適合について考察する力を身につけます。臨床実習の機会を通じて「症例を診る力」を養い、臨床実習で自ら経験した症例について症例報告会を実施しています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



