『声優』というと文化系のイメージを持つ人も多いのですが、業界的には“声優≒役者”。声優の一番の仕事は演じることです。しかし、声優を目指し入学してくる学生のほとんどが初心者。だから、台本から情報を読み取る科目やアドリブで対応力を身につける科目、舞台実習など、様々な角度から演じる方法を指導しています。アニメアフレコや外画吹替など、マイク前での演技だけを練習するとどうしても表現が小さくなりがち。「マイク前の芝居をするな」というフィードバックも頻繁に聞こえてきます。なので、年に1本、必ず全員が舞台公演に出演!通常授業に加え、舞台稽古もあり、演技指導にかける時間はどこよりも圧倒的に多いのではと思います。実際、稽古を通して、またステージに立ち成功体験をすることで、飛躍的に成長する学生が多いです。
園田先生は、映画やCM、舞台、ニュースキャスターなどで得たスキル、声優・タレントとしての意識付け、日常生活のあり方などすべてを学生たちに伝えています。授業は冗談を交えながらコミュニケーションを図り楽しく進みますが、その中で挨拶をすることや、やるべきことをやらずに惰性で臨む様子が見えると「厳しい、辛いと思うかも知れないけれど本気で声優を目指しているんだよね。それなら手綱は緩めないよ。」と厳しい言葉も。学生たちの想いに真剣に向き合う園田先生の生きた指導がオーディション全員合格に繋がっているといえます。
声優や役者は自分の生活の為に“やらされる”のではなく、自分の意思で“やる仕事”。その気になればトコトン追求できる、成長し続けることができる!少しでも興味があるなら、あなたのトコトンを試してみませんか?
専門分野:演技指導
映画・TVドラマ・CMなど映像作品を中心に活動。2005年、愛・地球博ガスパビリオンにて半年間、一人舞台に出演したことをきっかけに、ミュージカルなど舞台作品への出演にも力を入れ始める。ニュースキャスターやTV番組のリポーターなどタレント活動の幅も広げ、名古屋ビジュアルアーツの非常勤講師を6年間務めた後、2019年よりパフォーミングアーツ学科声優コースのクラス担任となる。