私が指導しているのは、基礎医学講座と国家試験対策の授業です。基礎医学講座の授業では、1年生を対象に骨や筋肉のモデルを使用して、柔道整復師にとって重要な基礎である骨と筋について、丁寧に説明。その後の実技などでも知識が活かせるように指導しています。また、国家試験対策では、解剖生理学分野を担当。この授業では、私の当時の試験勉強のことも話し、学生がよりイメージしやすいようにしています。
もう一つ、私の授業では、初めて柔道整復分野を学ぶ学生の気持ちを考え、得意なイラストを使った説明を心がけています。教科書の文章や説明だけでは分かりにくいことも、図解で理解し、記憶してもらえるようにしています。私自身、教員1年目の新人ですが、熱い思いを抱いて日々勉強に励む学生を全力でサポートしていきたいですね。
先生が指導する「基礎医学講座」では、骨、関節、筋肉などの機能や構造をリアルな骨格模型などを使って学びます。「柔道整復師が施術する際、欠かせないのが骨と筋の知識です。授業では、全身の骨格模型を使ってグループ実習を行います。実際に触り、観察することで、教科書では見えない部分も理解が深まります。また筋肉についても一緒に学習することで、関節がいかに動くのかも深く知ることができます」と先生。この授業で身につけた知識は、柔道整復師が行うケガの状態やさまざまな症状の評価に役立つとのことでした。
私も経験しましたが、国家試験合格までの道のりは、想像以上に厳しいです。でも本校には、つまずいた時に支えてくれ、一緒に歩んでくれる私たち教員がいます。柔道整復師になる夢を最後までとことん応援します!
専門:基礎医学・解剖生理学
東洋医療専門学校 柔道整復師学科卒業。小学生の頃からバドミントンをし、ケガなどで柔道整復師のサポートを受けていたことから、この分野への興味を持っていた。東洋医療専門学校で学び、熱い思いを持って学生を育てる先生に出会い、高校時代に憧れていた教師への夢が再燃。柔道整復師の国家資格を取得後、東洋医療専門学校で教員としての一歩を踏み出す。