私が指導を受け持っているのは、鍼灸分野の基礎となる生理学と臨床医学各論です。人の身体の機能や仕組みに関する生理学は実技を行う上で重要ですし、国家試験でも必ず出る基礎中の基礎。ですから、学生一人ひとりが完全にわかるまで丁寧に指導しています。
また臨床医学各論では、呼吸器系と内分泌系の症状をメインに教えています。授業ではイラストなどを多く使ったオリジナル資料を作ってわかりやすく、さらに自分が病気になった場合や身近な家族が病気になった場合にどうするかを考え、イメージできるように指導していますね。生理学と臨床医学各論は、鍼灸師になってから臨床の現場で絶対に役立つ知識、一生使う知識ですので、授業中に小テストを行って理解度を確かめ、その後も知識の定着を図るための勉強癖をつける指導も徹底しています。
3年生を対象にした国家試験対策も熱心に指導している先生。授業での指導はもちろん、放課後にも補講を実施したり、学生からの質問や疑問には授業中・授業後問わず、いつでも答えておられます。「わからない箇所は、学生一人ひとり全く違います。なので私は常に一人ひとりに色んな問いかけをしながら、どの部分が理解できていないかを深掘りし、そこからその学生に合った指導を心がけています」。3年生の担任でもある先生の細やかな指導で、学生は苦手分野を克服し、国家試験合格に向けた力と自信をつけていくとのことでした。
本校では、勉強のことや就職のこと、学生生活のことも担任や各教科の先生も、いつでも親身に相談に乗ってくれます。それに先生方は在学中はもちろん、卒業後もずっと相談に乗ってくれるのは魅力ですよ。
専門:生理学・臨床医学各論
大阪医療技術学園専門学校 鍼灸師学科を卒業後、鍼灸整骨院で働きながら、教員を目指すため、東洋医療技術教員養成学科で学ぶ。臨床現場での貴重な経験と人材育成のための専門知識・指導ノウハウを身につけ、2018年に東洋医療専門学校に入職。現在は鍼灸師学科の専任教員、さらにクラス担任として学生の指導にあたる。