
小学校と給食センターで仕事をしています。
小学校の栄養教諭として、子どもたちへの食育に取り組んでいます。栄養教諭の主な仕事は、給食の時間に食材の産地や旬の話で食への興味・関心を広げ、授業を通して栄養の大切さを伝えること。イラストや写真を使い、楽しんで学べるよう工夫しています。また、給食センターの管理栄養士も兼務しており、栄養価はもちろん、季節感や食べやすさを意識した献立や、食物アレルギーに関する資料などを作成するほか、調理場で作業や味付けの確認をし、おいしくて安全な給食づくりを徹底しています。「おいしかった」「全部食べたよ」という声は何よりの励みです。生涯にわたって子どもの健康を守る食習慣を、これからも楽しく丁寧に伝えていきたいです。
管理栄養士や栄養教諭に求められる専門知識を実践的に学びました。例えば「給食管理実習」では、栄養価や予算、衛生管理などの条件を考慮しながら100人分の献立や調理手順を考え、「応用栄養学実習」では、食物アレルギーを持つ人のための献立作成、調理、試食を経験。ゼミナールでは食育をテーマに、子どもの年齢に合わせた食事教室の内容や教材を研究しました。こうした学びをもとに臨んだ小学校での「教育実習」では、授業を通して朝食の大切さを楽しく伝えることができたと思います。子どもたちが給食を楽しみにする姿や、「先生になって私たちの学校に来て」という言葉に感激し、子どもの元気を支える栄養教諭になることを決心しました。

子どもたちが「食」に興味をもつよう工夫しています。
栄養教諭は専門知識に加え、「人とつながる力」が必要です。現時点で小学校には「食育」という科目はなく、学級活動の時間や、保健、家庭科などの授業と合同で行っています。他の先生方と信頼関係を築き、食育の機会が増えるように自ら働きかけていくことも栄養教諭の重要な使命だと感じます。思えば大学時代は、4年間同じメンバーと学ぶクラス制で、周囲は意欲的な仲間や面倒見の良い先生ばかりでした。実習や国家試験・教員採用試験対策でも、チームで取り組むと驚くほど成果が上がり、人と協力する大切さを実感しました。大学で学んだ専門知識とスキル、そして「つながる力」で、子どもたちにより豊かな食育を推進していきます。

教材や献立作成のためデスクでPCに向かうことも。

愛知県公立小学校 勤務/管理栄養学部 管理栄養学科/2020年3月卒/子どもの頃から食べることが大好きで、給食時にはおかわりじゃんけんにも積極的に参加していたという岡野さん。高校時代に、食に関する分野を学べる大学を調べていた時、管理栄養士という職業があることを知り、めざすことに。入学時は、管理栄養士の資格に加え、栄養教諭の免許状まで取得する予定はなかったが、友人から「一緒に教員免許の取得をめざそう」と誘われたのをきっかけに一念発起し、挑戦。その後も同じ目標を持つ前向きな仲間と切磋琢磨しながら、教員採用試験と国家試験を乗り切ったそう。
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