私の授業では、政治・経済や判断推理、国語などの教養科目を教えています。指導のゴールは本番の公務員試験で正解を出せるようにすること。そのため私自身過去問を解いて、頻出問題やひっかけ問題を洗いだし、集中的な対策を行っています。また学生には効率的に学習時間を確保してもらいたいので板書を工夫し、板書がそのまままとめノートになるよう心掛けています。最近ではタブレットを使いながら授業をしているので、板書を撮影する学生も多いです。政治・経済に関しては、初めて聞くような専門用語が多いので、ただ暗記をするのではなく、一般的な実例とつなげて本質的な理解を促していきます。県庁、市役所などの一般職員から、警察官や消防官、海上保安官などの専門職まで幅広く対応できるように、時期に合わせた集中カリキュラムも組んでいます。
公務員試験では面接対策も重要。希望の職種や地域に合わせて傾向分析と指導に努めることを目標としています。継続的に一人の職員が面接指導を行うと、どうしても対応が偏ってしまうもの。複数の職員による面接指導を行うことで、多方面からの的確なアドバイスができるように工夫しているという。また、普段から学生と積極的にコミュニケーションをとることで、学生本人が気づいていない自身の魅力や強みを見つけ伝えているそう。本番の面接で、のびのびと自己アピールができるよう、丁寧にサポートをしていきます。
学生全員が明確な将来像をもって入学するわけではありません。「地元で働きたい」「保護者にすすめられた」など、公務員受験のきっかけは、なんでも大丈夫。入学後、職種や仕事内容について学ぶ機会もありますよ。
専門:公務員指導
大学では法学部を専攻し、卒業後、小中高向けの個別学習塾で教鞭をとりながら、司法試験合格を目指す。2010年に学んできた法律の知識、学習塾での指導経験を公務員指導に活かし、以降多くの公務員試験合格者を輩出する。「人の役に立ちたい気持ちがあり、人のアドバイスを素直に聞ける方は公務員にピッタリです」と徳永先生。現在は公務員1年コースの担任を受け持つ。