専門分野は、声楽・音楽教育です。声楽の分野ではこれまでに、地域に根付く民話や史実をもとに創作したオペラに出演したり、ベートーヴェン「交響曲第9番」をはじめ、モーツァルトやヘンデルによる宗教曲のソリストとして歌唱したりと声楽の演奏を行ってきました。現在は、日本の民謡を基に創作された童謡や歌曲の演奏研究と歴史研究を行っています。音楽教育の分野では、保育者や小学校教員を目指す学生さんにとって必要となる「弾き歌い」の研究を行っています。「弾き歌い」ですから、「弾き」と「歌い」のバランスが保てるようにオリジナルデジタル教材の開発や指導法の研究を深めています。また、歴史研究の視点から、子どものうたの変遷や次世代を担う子どもたちへの日本の音楽文化の継承の在りようを研究しています。
1年生から始まる器楽演習(ピアノレッスン)では、初心者のためのオリジナルデジタル教材を用意しています。この教材によって、弾き方やリズムなどに関する不安を解消することが可能となります。
また、音楽ゼミでは、学内子育て支援施設や、金蘭会保育園等での音楽会を開催し、受講生自らが企画・運営も行っています。
3年生から開講している「こども音楽療育士」に関連する授業では、音楽療育の理論的な学習に加えて、音楽療育楽器を用いた実践、放課後等デイサービスや支援学校等での実習を行うカリキュラムを用意しています。
歌うことが好きなひと!楽器を演奏することが好きなひと!一緒に音楽をしませんか♪苦手…と感じる生徒さんもいるかもしれませんが、本学で音楽に親しみ楽しみながら、保育や教育を学び、一緒に夢を叶えましょう。
大阪教育大学卒業。同大学大学院音楽教育専攻を音楽では史上初の学長表彰を受賞し修了。奨学金を得て
ウィーン国立音楽大学マスタークラスディプロム取得。現在、広島大学大学院(博士課程後期)人間社会科学研究科カリキュラム開発領域に在籍、学長表彰受賞。幼稚園、小学校、中学校・高校(音楽)各専修免許状取得。ウィーンにてProf.ディヒラーコンクール総合第2位受賞。第20回藤井清水音楽コンクール最優秀賞(第1位)受賞他多数。