
理学療法士の仕事は、患者さんと話しながら目標を定め、リハビリの方法を考えて実践していくこと。患者さんの状態や要望にあわせてアレンジしていく必要があるため、身体に関する基礎から専門的な領域までの知識、疾患についての知識、理学療法に関してなど、学ぶことはたくさんあります。
私自身、学生時代に苦労した経験から、講義を行う際にはできるだけわかりやすく、意味やつながりを理解できるように心がけています。
また、理学療法士は患者さんとも他の医療職とも、人と直接かかわる職業です。言葉遣い、立ち振る舞い、表情、コミュニケーション能力などの対人関係のスキルを身につけることも重要となります。講義や実習など学校生活の中でそれらのスキルを習得し、患者さんや他職種の方から信頼してもらえる理学療法士になってほしいと思います。

授業以外でもコミュニケーションを大切に。節度を守りつつ距離の近い関係性で学生たちの助力となります
実技を交えた講義で、1年生の前期に実践するのは「ベッドに寝た状態の人の体を起こし、車いすに移す」という移乗動作。関節・筋肉の仕組みや、こういう動きの時はこの関節や筋肉の力が必要になるといった知識があれば、腕力はなくても患者さんや自分自身に負担の少ない方法で移乗が可能です。
授業では覚えてほしいポイントを伝えたり、実際に臨床場面で経験したことを交えたりしながら、できるだけ印象に残る講義を意識しているという先生。質問しやすい環境を心がけ、時には議論も交えながら、“やるからには楽しく”がモットーだそう!

学生の体格や性別によっても異なる「やりやすい動作方法」を、対話しながら一人ひとりがしっかり理解
理学療法士は学ぶことの多い職業です。その分、学んだ内容が患者様に還元できた実感のたび、この上ない喜びを感じることができます。患者様の生活に寄り添える、大変やりがいある仕事です。ぜひ一緒に学びましょう。
学生時代の部活動で、筋トレの指導に訪れた理学療法士との出会いからこの職業を知る。スポーツに関わり続ける仕事としても魅力を感じ、徳島医療福祉専門学校の理学療法学科に入学、卒業後は地域の個人病院で理学療法士として勤務。高齢者を中心に多くの人のリハビリ治療に携わる。2013年、母校から打診を受け、「自分が何か力になれるなら」と理学療法学科教員に。
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