フランスをはじめ、イタリアやスペインなど、それぞれの風土・産物を活かした料理があるという奥深さが西洋料理の魅力です。また、広範囲にわたる鳥獣肉類の利用や各種の酒類・スパイスを使ってつくる多彩なソースで、自分の味を表現できるということも、料理人としての大きなやりがい。そんな西洋料理の魅力を一人でもたくさんの生徒に伝えるため、実習では、いかにリラックスして、笑顔で料理づくりを楽しめるかということを大切にしています。技術を教えることはあたりまえですが、西洋料理を好きにならない限り、プロとして現場に立っても長続きしないと思うからです。自分自身が現場で経験してきた失敗談などを実習中に伝えながら、現場の厳しさを交えた魅力を伝えることで、生徒たちには肩の力を抜いて、実習を楽しんでほしいと思います。
西洋料理で使われる食材は、普段なかなか口に出来ないものも多いため、どんな味が正解なのか、わかりづらいということがあります。そのため実習は、先生がデモンストレーションで作った味と、生徒が作った味、両方を食べ比べて味の違いを実感できるように工夫されています。また、生徒一人ひとりの考え方を理解した上で、それぞれに合わせた指導ができるのは、少人数での実習ならでは。2年間で生徒それぞれの可能性を広げ、一人ひとりに合った世界で活躍できるきっかけをつかむことを意識した実習を行っています。
本校は、少人数制&担任制で、先生と生徒との距離が近いという特長があります。一人ひとりに向き合った指導で調理師という夢の実現をサポートしているので、まずは気軽にオープンキャンパスに参加してみてください。
専門:西洋料理
小学校の頃、家庭科の授業で料理作りの楽しさを知り、調理師を目指す。高校卒業後、愛知調理専門学校で学び、卒業後プロの調理師へ。富山第一ホテル、名古屋東急ホテル・レストラン「ロワール」、リゾートトラスト・グランドエクシブ軽井沢などを経て、2009年より愛知調理専門学校の西洋料理主任に就任。フランス料理やイタリア料理の実習を通して、生徒に西洋料理の魅力を伝えている。