公立大学/東京

東京都立大学

トウキョウトリツダイガク

東京都立大学のオープンキャンパス

医療画像情報学入門

東京都立大学 医療画像情報学入門1
開催日時
  • 2025年
    3月
    15日
    (土)
    15:30~17:00
内容
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7600

高校生のための大学授業体験シリーズ
X線の”流し撮り”で断層情報を得る
トモシンセシスを実感してみませんか?

当講座は、東京都立大学の教員による高校生のための講座です。大学で研究・教育に携わる教員が、対面式で講義します。文系・理系を問わず、ジャンルは多岐に渡りますので、興味ある講座を積極的に受講してみてください。

本講座では診療放射線技師教育には必須の「医療画像情報学」を題材に、進路を検討中の高校生の皆さんへ、放射線医療画像の基礎や高等学校情報科の医療応用について講義いたします。

●X線画像コントラストの成り立ち
本講座では、はじめに各種医療画像を紹介し、特にX線画像のコントラストの成り立ちについて説明します。今後、医療画像からどのようなモノを撮影したのかを知る手がかりを習得してください。
●骨疾患のX線画像特徴
 骨疾患では、X線撮影が初期把握に有用であることや画像から読み取れることを説明します。さらに、「2023年放射線教材コンテスト」で最優秀賞を受賞した本学部生の作品を使用して、骨折の形から「どのように力が掛かって疾患につながったか」を読み取るポイントもお教えします。
●断層撮影技術
CTやMRI、超音波などで得ることのできる身体の断層画像は、コンピュータ処理技術で開花しましたが、その前からX線装置で“流し撮り”する手法により出現していました。「断層撮影」と言ってもいろいろな撮影機器があり、各々の違いや特徴について紹介します。
●トモシンセシス画像処理
近年、X線撮影のデジタル化、X線画像検出器の進歩によって、トモシンセシスと呼ばれる新しい断層撮影技術が用いられるようになりました。高精細で低被ばくなこの技術を説明し、実際にX線撮影されたサンプルデータを用いて実践することで、断層画像としての成り立ちや描出されている部位の解剖学的所見を一緒に確認してみましょう。本講座では、初学者でも「断層」を理解しやすい手根骨部を題材にしますが、この技術は整形外科領域に限らず、マンモグラフィで乳腺診療にも用いる技術です。

●X線画像コントラストについての解説 15分
●本学部生が作成した教材を基に骨疾患の画像診断を実践・解説 30分
●様々な断層撮影技術の原理や特徴を解説 15分
●トモシンセシス画像処理について 10分
●各自トモシンセシス画像を作成し、設定の違いによる変化を観察・考察する 20分
●希望者には荒川キャンパスの撮影機器の見学ツアーを行います
※お持ちのスマートフォンなどで作成した画像を撮影して、変化を観察する演習を予定しています。当日はご自身で携帯端末を用意して頂けると助かります。

講師:東京都立大学 人間健康科学研究科 放射線科学域 准教授 関根 紀夫
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開催場所
荒川キャンパス
東京都荒川区東尾久7-2-10
参加方法
要予約
事前申込制(Web申込可) ※高校生の参加は無料です。
お問合せ
オープンユニバーシティ企画運営係
TEL:03-3288-1050
※イベント情報は各学校から入稿いただいた内容、または各学校が公表した内容を掲載していますので、詳細は各学校にお問い合わせください。

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