複数の園を訪れ、3歳~5歳児に体育を教えています。年齢によってできることが異なるので、それぞれの年齢に合わせた動きや体操を指導することが私の仕事です。運動会シーズンが近づくと、プログラムに沿った指導も行っています。いちばんのやりがいは、子どもたちの成長を目の当たりにできることです。幼児期の子どもの成長は本当に早く、この間はできなかったのに今日はできた!なんてことが毎回のようにあります。「先生、これできたよ!」と嬉しそうに報告に来てくれる子どもも多く、そんなときはこの仕事に就いて本当によかったと思います。複数の園を担当しているので、たくさんの子どもたちとの出会いもこの仕事ならではの魅力です。
身体を動かすことが好きなので、子どもたちに外で遊ぶ楽しさや、身体を動かす楽しさを伝えたいと思っていました。今は室内でゲームに没頭する子どもも多いですが、そんな子どもたちにこそ、外遊びの楽しさを教えたいんです。専門学校時代に幼稚園に実習に行った際、子どもたちに体育を専門に教える先生がいて、この仕事があることを知りました。こどもスポーツコースを選択していた僕にとっては、まさにうってつけ!自分がやりたいこととの共通点も多く、調べれば調べるほど「この仕事がやりたい!」と思うように。今は園を担当するほか、課外活動としてサッカーや体操のクラブチームの活動にも携わっています。
イベントや行事での活動を通してさまざまなことを学んだ学生時代。イベントの委員として友人たちと協力しながらものごとを進めたり作り上げていったことで、コミュニケーション力を養うことができました。また、謝恩会委員として、先生方に感謝の意を伝える流れや、催しものを考えたことは、企画力にもつながりました。さらに、言葉づかいや挨拶の大切さも専門学校での学びを通して身につけることができました。こうしたスキルや常識は、社会人として必要不可欠なものばかりです。学生時代はあまり意識していませんでしたが、社会に出てみると、改めて学生時代の幅広い学びと先生方の指導が、今につながっていることを実感します。
株式会社ジャクパ宇都宮支部 勤務/こども総合学科/2017年3月/オープンキャンパスに参加したときに感じた学校の雰囲気、人間関係の良さに魅かれて大宮こども専門学校への入学を決めたという黒川さん。「こども総合学科なら、3年次からコースが選べたり、カリキュムや学校設備が充実していたことも魅力でした」。子どもたちに「先生」と呼ばれる仕事に就いた今、改めて先生という仕事の大変さが分かるようになったという。「学生時代、先生方には本当にお世話になりました。叱るときは叱る、でも喜ぶときは一緒に思いきり喜んでくれました。就職活動を乗り切ることができたのも先生方のおかげです」。