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今回話を聞いたのは
スポーツインストラクターの田子政昌さん

田子政昌さんのプロフィール

スポーツインストラクター。パーソナルトレーニングジムを経営しながら、子どもから社会人選手まで所属する陸上クラブを運営。陸上競技は中学生からはじめ、現在も競技活動を継続している。高校卒業後、専門学校に進学した際フィットネスクラブでのアルバイトからキャリアスタート。卒業後は体育大学に進学し運動・スポーツに関する学びを深めながら、在学中に日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、NSCA公認パーソナルトレーナーなどの資格を取得。これまでランニングや健康運動指導を中心に個人・企業を対象に多くの現場で運動指導を行っている。一般社団法人日本アスレティックトレーニング振興機構 代表理事。(取材協力・監修/※2020年8月26日更新)

スポーツインストラクターになるには

メインとなる運動種目の知識以外にも一般的な身体や運動に関する専門的な知識や実践的な指導スキルが求められる仕事なので、専門学校のインストラクター科やスポーツトレーナー科、大学の体育・スポーツ・健康系の学部などで関連する一般的な知識を学んで卒業し、フィットネスクラブなどに就職した際、インストラクター業務を始める方が多いです。一方、学生時代に専門的な教育を受けなくても卒業後に短期の養成スクールを修了しライセンスを取得することでスタジオなどでの各種グループエクササイズのインストラクターとなれることも多いため、現在ではインストラクターになる方法が多数あります。しかし、専門学校や大学在学・卒業時に取得できるような運動指導に関わる資格は、必須ではないものの取得しておくと良いでしょう。近年では、インストラクター業務のほか、トレーニング指導を行うパーソナルトレーナーなどの業務も兼業で行う方も増えているので、安定した収入を得るために活躍する場を広げることが大切となっています。競技経験を活かしてスポーツ種目を指導するインストラクターになりたい場合は、少なくとも専門的な競技を大学生~実業団レベルで継続し、競技レベルや対象者に関わらず競技種目に対する理解を深めることは重要。自身の競技活動を終了したのちスポーツクラブ(スイミングクラブやスポーツチームのなどの各種スクール)に就職してキャリアをスタートする場合が多いです。こちらも、学生時代にただ競技をするだけでなく、身体や運動に関する専門的な知識を身につけることは正しく安全なスポーツ指導をする際に必要となります。
スポーツインストラクターの学校の選び方

スポーツインストラクターを目指す際の進学先としては、大学・短大の体育・スポーツ・健康系の学部・学科・専攻、または専門学校のインストラクター科、スポーツトレーナー科などを第一におすすめします。これらの教育機関は、身体や運動に関する知識だけではなくマネジメントなども含めて幅広い知識が学べるので、現場での指導だけでなく長く業界に携わりたい人は経営にも関心をもってカリキュラムをチェックすると良いでしょう。
スポーツインストラクターに求められる人物は?適性を知る

もともと学生時代にスポーツ経験がある人や体力・運動能力に自信がある人が目指すことが多い仕事ですが、それ以上に大切なことは運動そのものがもつ楽しさを自分の経験を通して理解していることが大切であり、競技者としての高い能力や実績が必ず求められるわけではありません。また、人を指導する仕事なので、コミュニケーション能力も大切。利用者がやる気をもって運動を続けられるよう、相手をポジティブに励ますことのできる力……つまりコーチング力が必要とされます。そのほか、自分自身の体調管理がしっかりできることも大切な条件の一つです。
スポーツインストラクターの必要な試験と資格は?

スポーツインストラクターになるために特定の資格を必ず取得していなければならないということはありません。ただし、専門性の養成や就職の際のアピールに活かせることもあり、就職前または就職後に何らかの資格を取得する人は多いです。運動指導に関連する資格は数多くの団体が認定しています。(代表的なのは健康運動実践指導者など)また、NSCA認定パーソナルトレーナーをはじめとするスポーツトレーナー系の資格も有効です。
スポーツインストラクターを目指せる学校の学費(初年度納入金)

大学・短大
初年度納入金
70万
5460円
~ 199万
3370円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
専門学校
初年度納入金
85万円
~ 194万円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。

スポーツインストラクターの仕事内容
フィットネスクラブなどで、複数の利用者を対象にエクササイズ指導するのがスポーツインストラクターの仕事となります。スイミングクラブなどのスポーツスクールやクラブ、あるいはスポーツチームなどでスポーツ種目を指導する方もインストラクターと呼ばれますが、広く「スポーツインストラクター」として呼ばれているのはフィットネスクラブなどのスタジオでグループエクササイズ(エアロビクスやステップエクササイズ、ヨガなど。他にはプールなどでのアクアエクササイズ)を指導するインストラクターとなります。クラブスタッフがこのようなインストラクター業務を担当する場合もありますが、フリーで活動しているインストラクターが店舗と契約して担当時間のみ出勤しレッスン運営をする場合が多いです。
スポーツインストラクターの気になる?年収・給料・収入

大手のフィットネスクラブや各種スポーツクラブでグループレッスンを行っているスポーツインストラクターには、社員(総合職)として勤務している場合と、フリーの専業インストラクターとして何社か(あるいは数店舗)契約している場合とがあります。求人情報サイト「はたらいく」の統計データによると、スポーツインストラクターの月給の相場は月給18万円程度。フィットネスクラブなどに勤めている会社員の場合、店長などマネージャークラスになれば会社によっては収入が上がるでしょう。また、社員としてクラブ運営に携わることで収入は月給となり安定することが多いですが、インストラクター業務が主ではないためキャリアアップを目指す際、管理職にならず独立してフリーの専業インストラクターとなる人もいます。フリーで契約しているスタジオレッスンのインストラクターなら1レッスンごとの報酬になります。仮に30~60分程度のレッスン1本あたりの報酬を3,000円とすると、週15本のレッスンを担当すれば月収は18万円程度になります。フリーのインストラクターは契約期間中であればある程度の収入は確保できますが、継続して自身の事業を続けるためにスキルアップや収入の幅を広げるための活動を個人で行っている人が多いです。近年では、オンライン指導やSNSやYouTubeなどを通じて発信力を強めているインストラクターも増えてきています。
スポーツインストラクターの就職先・活躍できる場所は?

スタジオレッスンを主な業務とするスポーツインストラクターの勤務先は、フィットネスクラブやスポーツクラブ、ヨガスタジオ、ダンススタジオなどが主になります。民間の施設やクラブやスタジオ以外に、公共の体育館やスポーツ施設でも、フィットネスクラブと同じようにさまざまなレッスンを提供しているところがあるため、活動場所が多岐に渡る場合があります。
- スクール
- スポーツ競技場
- スポーツクラブ
- 老人福祉施設
- 老人保健施設
スポーツインストラクターのズバリ!将来性は?

健康寿命といわれる、病気やねたきりにならないで年齢を重ねるために、高齢化が進むなか、60代以上の人たちのフィットネスクラブ利用が増えてきています。高齢者の健康・体力維持に特化したプログラムを実施するフィットネスクラブも増えており、利用者層の幅は今後も拡大していくことが見込まれています。国内ではまだまだ現役世代(20代~40代)で日常的・継続的な運動を行っている人が少ないため、今後世の中の美容・健康志向が年々高まっていくなか、フィットネスクラブなどで体を動かすことを日常的に楽しむ人たちが増えることが期待されます。
スポーツインストラクターの先輩・内定者に聞いてみよう

お客様からの「先生に会うと元気がでる」「レッスンが楽しい」という言葉が嬉しい!
大阪リゾート&スポーツ専門学校
スポーツインストラクター科
スポーツインストラクター科

水泳が大好き!指導者の立場にたった今は、大会での選手の泳ぎに一喜一憂しています!
東京YMCA社会体育・保育専門学校
社会体育専門課程 スポーツインストラクター科
社会体育専門課程 スポーツインストラクター科

インストラクターとして身体を動かす楽しさを伝えたい!
北海道スポーツ専門学校
スポーツ健康学科 卒
スポーツ健康学科 卒
スポーツインストラクターを育てる先生に聞いてみよう

スポーツの可能性と楽しさを教えてくれる先生
日本工学院八王子専門学校
スポーツ健康学科三年制
スポーツ健康学科三年制

スポーツを通してホスピタリティの本質を教えてくれる先生
西武文理大学
サービス経営学部
サービス経営学部

臨床現場での経験と柔道整復師の可能性を学生に伝える先生
近畿医療専門学校
柔道整復学科
柔道整復学科
スポーツインストラクターを目指す学生に聞いてみよう

将来はこどもの体操指導として、スポーツをする楽しさを広めたい
大原スポーツ&メディカルヘルス専門学校難波校
スポーツ系コース
スポーツ系コース

子供からお年寄りまで幅広い年代に必要とされるインストラクターに!
東京リゾート&スポーツ専門学校
スポーツインストラクター科
スポーツインストラクター科

お客様に信頼され、楽しさを伝えるパワフルなインストラクターに!
大阪リゾート&スポーツ専門学校
スポーツインストラクター科
スポーツインストラクター科
スポーツインストラクターのやりがいを聞いてみよう
スポーツインストラクターは運動を指導する仕事。それだけに、利用者との運動を通じたかかわりのなかでやりがいや喜びを感じることが多いです。例えば、運動をすることの楽しさを理解してもらえたとき、自分の指導によって利用者が目標を達成できたとき、また、そんな利用者から「楽しかった」「ありがとう」のひとことをもらえたときなどが「この仕事をやっていてよかった」と実感できる瞬間の一つです。
スポーツインストラクターの志望動機を教えて!
身体を動かす仕事なので、中学・高校時代からスポーツに親しんできた人たちが「身体を動かす仕事をしたい」と志望するケースがやはり多いです。また、それだけでなく、部活動などでの自分自身の経験をさらに深掘りして、「スポーツの楽しさを人に伝えたい」「人を励まし、目標達成をサポートしたい」という気持ちからスポーツインストラクターという職種を選ぶ人も多くいます。さらに、子どもからお年寄りまで幅広い層の人たちと触れ合うことにやりがいを感じるというスポーツインストラクターもいます。

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今回話を聞いたのは
スポーツインストラクターの田子政昌さん

田子政昌さんのプロフィール

スポーツインストラクター。パーソナルトレーニングジムを経営しながら、子どもから社会人選手まで所属する陸上クラブを運営。陸上競技は中学生からはじめ、現在も競技活動を継続している。高校卒業後、専門学校に進学した際フィットネスクラブでのアルバイトからキャリアスタート。卒業後は体育大学に進学し運動・スポーツに関する学びを深めながら、在学中に日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、NSCA公認パーソナルトレーナーなどの資格を取得。これまでランニングや健康運動指導を中心に個人・企業を対象に多くの現場で運動指導を行っている。一般社団法人日本アスレティックトレーニング振興機構 代表理事。(取材協力・監修)
スポーツインストラクターの1日のスケジュール

スポーツインストラクターの働き方はフリーランスとして活動しているか、インストラクターの派遣会社やジムなどの社員として働いているかで仕事の流れが異なります。またレッスン対象が個人かグループかでも変わってきます。今回はフリーランスと施設に勤務する両パターンの代表的な流れを紹介します。
スポーツインストラクターの1年目はどうだった?

スポーツインストラクターの活動は、「どのような施設で働くか」「どのような立場であるか」などで変わってきます。では、スポーツインストラクターになりたての1年目は、どのように過ごしていくことになるのでしょうか。現役スポーツインストラクターの話をもとに、代表的なケースを紹介していきます。
スポーツインストラクターの持ち物を見せて!

スポーツインストラクターは、フィットネスクラブをはじめ、さまざまな場所でレッスンを行います。施設であれば器具は用意されていますが、屋外でのレッスンやフリーランスとして移動しながら活動する際は、カバンに何を入れて持ち歩いているのでしょうか。気になる中身を見せてもらいました。
スポーツインストラクターの歴史を知ろう

スポーツにはさまざまな種目があり、それぞれ歴史があることは簡単に想像できます。では、あらゆるスポーツにかかわる可能性をもつスポーツインストラクターは、どのような歴史をたどって現在のような形になったのでしょうか。ここでは、インストラクターの歴史について、大まかな経緯を紹介します。
スポーツインストラクターに会いに行こう

スポーツインストラクターに会うための場所には、身近なところではフィットネスクラブやスポーツジムなどがすぐに思い浮かぶでしょうが、それ以外にはどのようなところへ行けば会えるのでしょうか。スポーツインストラクターと会うための方法をいくつか紹介していきます。
スポーツインストラクターのキャリアパス

スポーツインストラクターは技術職という側面もありますので、自分の技量を伸ばしていくことで活躍できるチャンスも増えていきます。では、スポーツインストラクターとして活動していく未来には、どのようなキャリアアップの道があるのでしょうか。キャリアの可能性について見ていきます。
スポーツインストラクターの20年後、30年後はどうなる?

現在ではスポーツ分野にも、さまざまなAI技術が応用されているのを見かける機会も少なくありません。今後ますますスポーツ分野に科学やAI技術の導入が進むのではと、あるスポーツインストラクターは言います。では、スポーツインストラクターにとって、AIの発達はどのような影響があるのでしょうか。
スポーツインストラクターになるために今から役立つ経験

スポーツという言葉からは、体育や運動部などがすぐに思い浮かべられます。それ以外にスポーツインストラクターとして活躍するためには、学生時代にどのような勉強や経験をしておくと役立つのでしょうか。高校時代に取り組んでおくといいであろうことを中心に紹介していきます。
スポーツインストラクターになるための勉強時間・やり方

スポーツインストラクターになるためには、特別な資格を取ったり試験を受けたりすることは必要ありませんが、勉強方法や時間についてはどのように考えておけばいいのでしょうか。スポーツインストラクターになるために、高校時代から取り組めることも合わせて紹介していきます。
スポーツインストラクターの楽しいことと大変なこと

スポーツインストラクターは、フリーランスとしても施設勤務としても働くことができ、活動していく中で、さまざまなできごとに遭遇することでしょう。そこで、どのようなときにスポーツインストラクターは楽しさや大変さを感じるのかについて、いくつかのケースを見ていきます。
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野球・サッカー・テニス・ラグビーなど、日本国内でも世界でもさまざまなスポーツ競技が楽しまれている。 プロから子どもまでプレイする年齢層は幅広く、選手の育成やサポートをする仕事、試合や興行を支える仕事、研究・分析する仕事など、関係する職種も多様。 また、AIの専門家などが活躍する場も年々広がっている。 …
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「スポーツにかかわる仕事」というと、野球選手やサッカー選手などのアスリートを思い浮かべる人が多いのでは? しかし、スポーツにかかわる仕事はそれだけではない。「スポーツトレーナー」「スポーツインストラクター」などアスリートやスポーツジムに通う人たちをサポートする仕事も「スポーツ」にかかわる仕事の一 …