• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 健康・スポーツ
  • スポーツインストラクター
  • 今から役立つ経験を教えて
スポーツインストラクターになるために今から役立つ経験

スポーツインストラクターになるために今から役立つ経験

全国のオススメの学校

スポーツという言葉からは、体育や運動部などがすぐに思い浮かべられます。それ以外にスポーツインストラクターとして活躍するためには、学生時代にどのような勉強や経験をしておくと役立つのでしょうか。高校時代に取り組んでおくといいであろうことを中心に紹介していきます。

スポーツを仕事にする・指導する立場を目指すには学ぶ姿勢が欠かせない

スポーツインストラクターは体を動かす職業なので、体育が重要なのはもちろんですが、実は国語や数学のほか、学校の授業はどれも大事なようです。
最近はスマートフォンを使えば何でも簡単に調べられるので、本を読んだり字を書いたりといった基本的な作業をする機会が減りつつあります。ですが自分で本を読んだり、指の筋肉を使って文字を書き単語を覚えたりといったことは、将来に向けてとても大事な作業になってきます。
そうした作業を踏まえて、理論的に考えることや読解力、そして社会問題に対する自分の意見をもつといった思考力を養っておけば、直接的ではなくても、スポーツを指導する側として学ぶ際の意欲や成長にもつながりやすいと、話を聞いたインストラクターは言います。
実際、インストラクターとして第一線で活躍している人には、学生時代に勉強をするという習慣づけをしていた人が多いそうです。
話を聞いたスポーツインストラクターによれば、科目の中でも特に生物や物理、英語を重点的に学んでおくほうがいいのでは、とのことです。
生理学という分野があり、細胞や体内にあるさまざまな物質を表す単語が出てきますので、生物の授業でそれらになじんでおくのが良いでしょう。
また、動きの仕組みを理解するためには物理の知識が必要ですし、最新のスポーツ科学の文献には数字が多く出てくるので、数字に強くなっておくのもいいそうです。
さらに英語の文献や論文がトレーニング協会の機関誌に載ることがあるほか、スポーツインストラクターとしての幅を広げるために取得するライセンスはアメリカ発祥のものも多いため、英語に触れる機会もあります。基礎的な英語力をもっていると役立つ場面が出てくるようです。

可能であれば業界でのアルバイト経験を

学校以外の取り組みについて、あるスポーツインストラクターは、スポーツクラブでのアルバイトやキャンプのスクールサポート、ボランティアといったものも含め、業界経験をしたことが実際に役立ったそうです。
実際の現場を経験することで、自分がグループレッスンに向いているのか、またはパーソナルレッスン向きなのかといった判断をはじめ、自分の志向や適性を見極めることに活用できます。
特にサービスに対して対価を得るという体験をする意味では、ボランティアよりアルバイトのほうをおすすめしたいと、話を聞いたインストラクターは言います。そのほうが自分の価値を見いだすという、スポーツインストラクターに欠かせない素養を身につけるきっかけになりやすいとのことです。

取材協力・監修

田子政昌※2020年8月26日更新

スポーツインストラクター。パーソナルトレーニングジムを経営しながら、子どもから社会人選手まで所属する陸上クラブを運営。陸上競技は中学生からはじめ、現在も競技活動を継続している。高校卒業後、専門学校に進学した際フィットネスクラブでのアルバイトからキャリアスタート。卒業後は体育大学に進学し運動・スポーツに関する学びを深めながら、在学中に日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、NSCA公認パーソナルトレーナーなどの資格を取得。これまでランニングや健康運動指導を中心に個人・企業を対象に多くの現場で運動指導を行っている。一般社団法人日本アスレティックトレーニング振興機構 代表理事

関連する仕事の役立つ経験もチェックしよう

関連する記事

スポーツインストラクターを目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT