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大手のフィットネスクラブや各種スポーツクラブでグループレッスンを行っているスポーツインストラクターには、社員(総合職)として勤務している場合と、フリーの専業インストラクターとして何社か(あるいは数店舗と)契約している場合とがあります。厚生労働省の運営する職業情報提供サイト「job tag」によると年収438.4万円。ただしこれは厚生労働省の賃金構造基本統計調査で「個人教師」の結果を元に作成しているものとなっています。フィットネスクラブなどに勤めている会社員の場合、店長などマネージャークラスになれば会社によっては収入が上がるでしょう。また、社員としてクラブ運営に携わることで収入は月給制となり安定することが多いですが、インストラクター業務が主ではないため独立してフリーの専業インストラクターとなる人もいます。フリーで契約しているスタジオレッスンのインストラクターとなった場合は、1レッスンごとの報酬になります。仮に30~60分程度のレッスン1本あたりの報酬を4000円とすると、週15本のレッスンを担当すれば月収は24万円程度になります。フリーのインストラクターは契約期間中であればある程度の収入は確保できますが、継続して自身の事業を続けるため、スキルアップや収入の幅を広げる活動を個人で行っている人が多いです。近年では、オンライン指導やSNSやYouTubeなどを通じて発信力を強めているインストラクターも増えてきています。
フィットネスクラブの正社員の場合
フィットネスクラブの社員の収入は勤めている会社の給与体系によって決まります。未経験者や体育系の学科を卒業していなくても採用されるケースは多いですが、やはり学生時代にある程度のスポーツ経験やインターンやアルバイト実績の有無、資格などをもつことで正社員としての採用確率は上がると思われます。
契約社員やアルバイトでの雇用も多い業界で、期限付きや店舗ごとで採用される契約社員の場合、月給ベースでは上記の正社員の給与と大きな差はありません。
ただし、ボーナスや各種手当が正社員のようには支給されないことも多く、同じ会社であれば、年収は正社員を下回ることが多いです。
店長クラスなら収入アップ
フィットネスクラブなどに勤務して収入を上げるには、店長、副店長などマネージャークラスにポジションアップすることが必要になります。若いスタッフが多い職場なので、能力や実績しだいで20代で店長になるチャンスも十分あるでしょう。
しかし、基本的にクラブの社員は総合職となり、インストラクター業務を含めた運動指導のほかにもフロントや事務業務、社員の勤怠管理なども行うため、ポジションが上がることで運動指導の現場からは少しずつ離れていく傾向にあります。
特に店長(支配人)クラスになると本社などのオフィス出向などもあり運動指導を中心に仕事をしたい人には悩ましい部分となります。
フリーの場合は1レッスンごとの金額
フィットネスクラブで行われているスタジオレッスンの多くは、レッスン単位で契約しているフリーのインストラクターが指導しています。レッスン1本あたりの報酬は経験や人気(平均の参加者数)に応じて異なります。複数のクラブやジムを掛け持ちしているケースが多く、レッスンの数は人にもよりますが週15本程度は十分可能でしょう。移動もあるので、あまり多くなると体力的に厳しくなります。
そこで近年では会社や店舗とは契約せずに独自に施設を借りて事業を始めたり、パーソナルトレーナーを兼業したりして収入の幅を広げているインストラクターも増えてきています。
田子政昌
スポーツインストラクター。パーソナルトレーニングジムを経営しながら、子どもから社会人選手まで所属する陸上クラブを運営。陸上競技は中学生からはじめ、現在も競技活動を継続している。高校卒業後、専門学校に進学した際フィットネスクラブでのアルバイトからキャリアスタート。卒業後は体育大学に進学し運動・スポーツに関する学びを深めながら、在学中に日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS公認パーソナルトレーナーなどの資格を取得。これまでランニングや健康運動指導を中心に個人・企業を対象に多くの現場で運動指導を行っている。
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