サンフレッチェ広島がスタジアムで開催する屋外イベント用の大型看板やPOPなどのデザイン・制作を手がけています。新サッカースタジアムの開業に向けてスタッフウエアなどの様々なデザイン制作や、大学紹介の動画撮影・編集も行っていて、幅広い分野で活躍できることにクリエイターとしての面白さを感じています。この仕事の魅力は、自分がデザインしたものがカタチになることです。入社一年目に、夏祭りイベントで縁日の門を作ることに。門を撮影スポットにしようとキャラクターを子どもサイズでデザインしたところ、ご家族が写真を撮ってくださる楽しい場所になりました。喜んでくださるお客様のために仕事ができる環境に幸せを感じます。
医療系やスポーツ系など、やりたいことがたくさんある中で、自分が一番好きと思えるのは何だろうと考えた時に、小学生の頃からずっと見ていたYouTubeに元気づけられてきたことを思い出しました。好きな動画をいろいろ見ていくうちに、ある時、数秒しかないCMに心を動かされたんです。わずかな秒数だけで伝える映像のすごさを感じ、それをきっかけに動画への興味がさらに高まり、CG・映像が学べるこの学校に進みました。クリエイターという職は、自分を自由に表現することができて、工夫ひとつで多くの人の心を動かせます。たくさんの人の心を動かせる人になりたいと思い、デザインも動画も両方手がけられるこの仕事を選びました。
学生時代は課題だけに取り組むのは面白くないと、映像やデザインの外部コンペに積極的にチャレンジしました。映像では5人グループでコンセプトや案をいろいろ出し合って、絵コンテを書いてイメージを共有し、撮影の角度といった基礎から編集までを先生や外部講師の方に指導いただき作品に仕上げて応募。個人ではロゴデザインのコンペで最終4作品の中の一人に選ばれたこともあります。作品づくりで迷った時、先生方は常にプラスαで教えてくださいました。ただ作品を作って終わるだけなら何の成長もありません。「ここが自分は足りなかったから、次に作る時に意識しよう」と段階が踏める指導が受けられたことが何よりも力になったと思います。
株式会社イデアル/CG・映像制作コース/2023年卒/広島情報ITクリエイター専門学校の一期生。学びたいCG・映像制作のコースがあり、設備も施設も最新の環境が整っていることが学校を選んだ決め手に。とにかく先生たちが熱心で親しみやすく、クリエイターとしても人としても信頼できる先生や外部講師と出会い、学生が成長できる指導、就職の悩み相談などで勇気づけられたという児玉さん。就職活動については、自分自身を知るために何がしたいかを書く授業や、オリジナル教材での学習が役立ったと言います。