あなたも世界で通用する!? 「国際バカロレア度」チェック
最近は、「今の高校生が社会に出る頃には、グローバル化がさらに進む」なんてこともよく言われる。
そこで、ふと、「そもそも自分にはグローバルで通用する人間性とか能力とかがあるのかな?」と心配になる高校生もいるのではないだろうか。気になるあなたは、まず以下のチェックテストを試してみよう。
●「国際的に通用する人材度」チェックテスト
□ものごとを探求するタイプ
□知識はあるほうだと思う
□考えるのが好き
□人とコミュニケーションするのが好き
□信念はあるほうだ
□誰にでも心を開くタイプ
□思いやりはあるほうだ
□難しいことに挑戦するのが好き
□人としてのバランスはとれていると思う
□何かを経験したらしっかり振り返る
いくつチェックが入っただろうか? チェックの数が多ければ多いほど、「国際的に通用する人材度」は高いといえる。
ここで種明かしをしておくと、実はこのテスト、世界各国の学校で導入されている教育プログラム「国際バカロレア」が掲げる「10の学習者像」をもとにしたもの。
国際バカロレアとは、グローバルに活躍できる人材を育てることを目指す世界共通のプログラム。年齢層別に3種類のプログラムがあり、高校生世代が対象となるDP(ディプロマ教育プログラム)は、世界各国の多くの大学で入学資格として認められている。このDPに関しては、日本でも、今、導入校を増やすための取り組みが進んでいるところなのだ。
さて、それを踏まえてチェックテストの項目を見てみると、「あれ、結構普通だな」と思った高校生も多いかもしれない。
総合すると、「みんなと協力して目標に向かって行動でき、それを通して成長できる人」といったイメージだろうか。実は、国際的に通用する人材とは、何か特殊な能力を備えた特別な存在というわけではないことがわかる(もちろん英語力は必要だけど)。
とはいえ、10項目全部を現時点でクリアするのはハードルが高いのも確か。しかし、「人の意見を聞いたら、相手がなぜそう思うのかをしっかり考えるようにしている」「部活動を通して挑戦する気持ちと信念は磨いた」など、何かしらチェックできる項目があった人は多いのでは? それは、国際的な舞台で活躍するための自慢できる力といえるのだ。
「チェックできない項目が多かった…」という人も心配は無用。まだまだ時間はたっぷりある。これからの高校生活、さらに大学・専門学校進学後に一つひとつクリアしていけばいいのだから。きっといい目標になるはずだ。