第一志望合格者と不合格者の勉強法の違いがわかった!

入試もいよいよクライマックス! 
 
合否の結果待ちをする人、二次試験までもうひと踏ん張りする人、それぞれ緊張が続いているのでは? それにしても、第一志望に合格できる人と不合格になってしまう人の「差」っていったいどこにあるんだろう?

 

講義動画や過去問のサービスを提供するオンライン予備校『受験サプリ』は、この謎を解明すべく、ビッグデータ解析のエキスパート『東京大学 松尾研究室』などと協力し、受験サプリを使ったことがある受験生約28万人のサイト利用データを解析した。

 

これにより第一志望校に合格した人と、残念ながら合格できなかった人の間に、勉強の仕方にいろいろな違いがあることがわかった。今回はそのなかでも、これから受験勉強を始める人に役立つ3つのデータを紹介しよう。

 
 

●深夜の受験勉強はやめたほうがいい

 

まず次のグラフをみてほしい。

 

第一志望合格者と不合格者の勉強法の違いがわかった!

 

これによると、第一志望校に合格した人が、深夜24時以降に勉強する割合は減っていくのに対し、合格できなかった人で深夜24時以降に勉強をする割合は、むしろ上がっていることがわかる。つまり「深夜の受験勉強は合格率を下げてしまう」と言えるのだ。

 

深夜に勉強しても勉強時間が十分確保できれば問題ないと思うかもしれない。でもそれによる睡眠不足や夜型の生活は、結局のところ集中力の低下や効率の悪さにつながってしまう。「深夜の勉強はやめたほうがいい」とよく言われるけれど、そのことが今回のデータからもはっきり読み取れた。

 
 

●長期的にコツコツ続ける気持ちで始めよう

 

次のデータをみてみよう。

 

第一志望合格者と不合格者の勉強法の違いがわかった!

 

これによると第一志望校に合格した人は、「受験サプリ」に入会してから、およそ5カ月めまで、だいたい変わらず週2回のペースでアクセスしている。これに対して第一志望校に合格できなかった人は、最初の1カ月は合格した人よりたくさんアクセスしているが、3カ月後には週1回ほどに減って、5カ月後にはほとんどアクセスしなくなってしまっているのだ。

 

まるで童話の「うさぎとかめ」のような話だが、入会直後はりきって頑張りすぎると、疲れてだんだんやる気がなくなってしまうのかもしれない。長い時間をかけてコツコツと続ける気持ちで始めることが合格を勝ち取る近道のようだ。

 
 

●合格者はセンター試験の5カ月前に本格スタート

 

もうひとつ、興味深いデータを見てみよう。

 

第一志望合格者と不合格者の勉強法の違いがわかった!

 

大学入試センター試験前になると、講義動画の視聴者が多くなる。しかし、これを第一志望校に合格した人とそうでない人とで色分けしてみたら…あら不思議! 第一志望校合格者は、センター試験の約5カ月前から講義を視聴しており、直前だからといってそれほど急激に視聴時間が増えることはない。これに対して受からなかった人は5カ月前にはほとんど見ていない。受からなかった人が講義を見始めるピークは約1カ月前なのだ。

 

やはり直前になって慌てて勉強を始めても、どうにもならない。受かるためには早め早めの準備が必要だと言えるだろう。

 

合格と不合格の分かれ目は、データからはっきり見ることができた。

 

当たり前といえば当たり前のことばかりだけど、これを参考に合格への道に進めるかどうかはキミ次第。先輩たちの勉強の仕方を参考に、ぜひとも合格をゲットしてほしい!