高3の1年間を本気サポート!HEROチャレンジで勉強のニガテを完全撃破!PART1
あっという間にやってくる夏休み、重要な時間とはわかるけれど、一体何をしたらいいの!?と焦っているキミ。今回も主人公になった気分で勉強を進めれば道は開けるのだ。
さあ、苦手を克服するHEROチャレンジに挑戦してみよう!
目次
高3夏が勝負ドキ!現役合格ヒーローへの道
苦手科目を勉強するだけで平均24点UP
実は、苦手に思っている科目を克服するだけで、大幅な得点UPが期待できるんだ!まずは先輩の声を聞いてみよう。
・苦手な英語の音読を繰り返しすることで、夏の模試はリスニング・リーディング合わせて40点ほど上がった!(商学部進学予定・まぁ先輩)
・問題集を解いて、できなかったところは後日解く、それでも間違えるところは教科書で復習。そのセットを繰り返したら夏後の模試で数学が大幅点数UP!(文学部進学予定・ちゃそ先輩)
・夏休み中は苦手な歴史を勉強する時間を必ず取り入れてルーティン化。模試では30点UPに!(外国語学部進学予定・いくら先輩)
・英語のニュースや音楽を聞くなど、苦手だったけれどとにかく毎日触れるようにすることで25点上がった!(流通科学部進学予定・詩音先輩)
・日本史の流れをつかめていなかったので、1問1答を繰り返し解き、資料集に目を通したら、なんとか目標に手が届くまでに!(政治経済学部進学予定・みき先輩)
・苦手だった英語長文。時間を測って読んだり、手本にならって読み上げたりと繰り返し勉強し、ついに克服できた。(文学部進学予定・まむー先輩)
・夏休み中は苦手な歴史を勉強する時間を必ず取り入れて ルーティン化。模試では30点UPに!(外国語学部進学予定・いくら先輩)
苦手を克服すると効率的に点数UPできるのだ!
得意科目より、苦手科目の点数を伸ばすほうが、少ない労力でできる!
5月までにやるべきことは終わらせた?
次は、自分は今どんな状況なのかを確認しておこう。4つの項目をチェックしてみて!
資料請求やオープンキャンパス、先生、先輩の話を見聞きし、行きたいと思う学校を明確にしておこう。
✔️基礎勉強は始めた?
教科書をひととおり読み直したり、文法や公式を覚え直したりなど、まずは基礎的な勉強を始めておこう。
✔️模試や定期テストは分析した?
今までの模試や定期テストを見て、自分の得意教科や苦手教科を分析。今の自分の実力も把握しておこう。
✔️勉強をルーティン化させた?
はじめは1日に数分でいいので、毎日勉強をすることに慣れよう。少しずつ時間を増やして集中力をキープ。
現役合格までの過ごし方
高校3年の1年間の中で、たっぷり勉強時間がとれる夏は苦手を克服する期間に。次のPOINTをおさえておこう。
手強い怪人と苦手分野は似ている。
夏休みを使って克服しよう。
ヒーローでも苦戦する手強い怪人は、受験生にとっての苦手と似ている!
ちょっとやそっとでは倒せない敵は夏休みを味方につけて克服しよう。
【6〜8月】ニガテ克服 第一章 PART1 ←今回のターゲット!
時間がたっぷりとれる夏。自分の苦手にとことん向き合う時期に。【9〜11月】ニガテ克服 第二章
受験が迫ってきて焦りを感じる時期。不安を取り除く勉強やケアを。【11〜1月】ニガテ克服 第三章
ここまで頑張ってきたなら、あとは本番に向けて実践あるのみ。現役合格 ヒーローに!
受験を乗り越えた後は、現役合格のヒーローに!この1年間頑張り抜いた経験は今後もキミを支えてくれるはず。
6〜8月は苦手を徹底的に克服する期間
手強い苦手科目はついつい後回しにしがち。でも、夏の期間を使ってしっかり向き合うことで、現役合格の強い味方になってくれるのだ。
この時期のアドバイスを勉強のプロに聞いたよ!
苦手と思う最大の理由は、「ほとんど手を付けていないから」
裏を返すと、夏休みを使って勉強すれば必ず得意科目に変えられるんです。
この時期に苦手を克服できた先輩とできなかった先輩の話を聞いてみよう!
・一番苦手だった数列の問題をひたすら解いていたら一番得意分野に。(生活科学部進学予定・Sn先輩)
・問題を理解できるまで解説文を読んだり、得意な子に聞いて克服! (地域科学部進学予定・さかな先輩)
・苦手な英語は手を付けず。せめて単語くらいはやっておけば良かったと後悔。(法学部進学予定・絲音先輩)
・ひとつの教科に目を背け続けたせいで、ほかの教科も同じ気分になってしまった。(浪人予定・01先輩)
ただ、いきなり苦手に挑戦するのは難しいから、Before/Afterをイメージしてみよう。
まずは6月を迎える前。
きっとこんな人が多いはず!
ニガテ怪人が出現するとかなり苦戦してしまう
↓
つまり受験でいうと
↓
苦手な科目や分野があってなかなか点数UPしない!
■メンタル
苦手な敵が来ただけで目をつぶってしまう
▶︎苦手な問題をよく見ようとしない
「見ただけで拒否反応が出てしまい、教科書を開いて数分でダウン」(商学部進学予定・あやか先輩)
■戦術
やみくもに戦ってしまい体力を消耗してしまう
▶︎苦手に対する効果的な勉強法がわかっていない
「自分では頑張って勉強していたつもりだったのに成績があがらず...」(法学部進学予定・まっちゃ先輩)
■ビジョン
ヒーローになるまでの道が見えていない
▶︎現役合格するまでの計画を立てられていない
「勉強はやっていたものの、偏った科目だけを進めてしまっていた」(栄養科学部進学予定・みー先輩)
苦手と聞くと拒否反応が起きてしまう。
その分点数ダウンに繋がっているのだ。
↓ ↓ ↓
ニガテ怪人が出ても完全に撃破できる
↓
つまり受験でいうと
↓
苦手な科目や分野をしっかり克服できている
■メンタル
ニガテ怪人が来ても自信満々!
▶︎苦手な問題が出ても点をとれる
「間違えた問題や時間がかかった問題を繰り返し解くことで自信に」(看護学部進学予定・はちみつれもん先輩)
■戦術
ニガテ怪人の倒し方がわかっている
▶︎苦手に対するアプローチや勉強法がわかっている
「苦手な教科は中学レベルの基礎からやり直して理解できるように」(教育学部進学予定・えいちゃん先輩)
■ビジョン
合格ヒーローまでの道が見えている!
▶︎計画が立ち、やるべきことがわかっている
「受験日までのスケジュールを立てることでモチベーションを維持できた!」(教育学部進学予定・あくん先輩)
6〜8月は徹底的に苦手に取り組んで点数UPと共に自信もつけよう!
HEROチャレンジPART1!6月からスタートしよう
まずは知ることが大事!
目標は“ニガテ”克服に決まった! 次は、強敵“ニガテ”を倒すための作戦を練ろう。“ニガテ”とひとことでいっても、実は理由や原因はさまざま。
まずは自分の苦手と向き合って、夏休みにどう克服していくかをイメージトレーニングすることが重要。
▶︎ヒーローだと
手強いニガテ怪人を倒すための作戦立てが重要
▶︎つまり受験だと
苦手は手強いと心得て事前準備することがカギに
苦手を克服できると思うことが大事
入試問題での苦手克服方法は「解けるようになっている」と思うこと。
そのために夏をどう過ごすかをイメージしよう。
苦手の正体を分析し夏の過ごし方をイメージしよう。
自分の苦手教科や分野を把握するだけでなく、どう苦手なのか、なぜ苦手なのかまで分析しよう。
そのうえで、自分に合う夏休みの過ごし方をイメージして。
夏休みの具体的な過ごし方を考える
何も考えずに夏休みを迎えてしまうと、ダラダラして終わってしまうなんてことも。そうなる前に、時間の使い方をしっかり考えておこう。
・現代文が壊滅的に苦手だったので、わかりやすい参考書を1冊購入し、夏休みは1日1問ずつ解く計画を立てた。(法学部進学予定・まっちゃ先輩)
・夏休みの目標を書き出しておき、目標が達成できたら線で消すことを繰り返していたので、達成感のある夏を過ごせた。(商学部進学予定・まぁ先輩)
苦手の理由や原因を分析して、正体を知って対策方法を立ててみよう。
気づいていなかったけど、実は苦手だったなんてことも。
さあ次のパートでは、倒しておくべき怪人が現れるよ!
怪人が現れた!特徴と対策を知って倒そう
6月に遭遇しがちな怪人を紹介するよ。受験科目を一つずつ思い浮かべて、怪人を倒していこう!
食わずギライ怪人
✔️教科を見るだけでトリハダ✔️やろうとしても気分が乗らない
やる前から拒否反応が起きてしまう
勉強に取り組む前から、苦手だと思い込んでしまっていることが原因。
なかなか手を付けることもできない。
▶︎対策
解かずに「見る」ことから
気軽に教科書や資料集を見てみたり、問題を眺めたりしてみて。
まずは教科と仲よくなることから始めよう。
・やる気が起きず、理由を付けてその教科を後回しにしてしまった。(経済学部進学予定・そい先輩)
・自分にはできないと思い込んでしまい、その暗示で余計に嫌いに。(外国語学部進学予定・ホタテ貝柱先輩)
キソ不足怪人
✔️教科書を読んでもイミフ✔️問題を解こうとしても理解不能
基礎や基本の知識が足りていない
単語や文法、法則など基本的なことが頭に入っていないので、問題を解こうとしても頭に入ってこない。
▶︎対策
1日3分暗記から!
基本知識は暗記が多い。反対に言えば覚えるだけで大幅点数UPに。短時間でいいので毎日暗記を続けよう。
・だいぶ前に習った文法を忘れてしまっていて意味不明に...。(経済学部進学予定・きなこ先輩)
・公式を覚えたと思っていたけれど定着しておらず解けなかった。(経営学部進学予定・ぴのきのこ先輩)
ソコダケ最強怪人
✔️決まった分野だけハテナ✔️決まった問題形式が攻略不能
特定の分野や形式がわからない
決まった分野を理解していなかったり、特定の問題形式だけ解き方を把握できていなかったりするタイプ。
▶︎対策
過去の模試やテスト結果を見ながら、得意と苦手に仕分けする
苦手分野や問題に徹底的にアプローチしよう。
・英語自体は得意だったものの、長文問題になると点が取れなかった。(外国語学部進学予定・マイページ先輩)
・基本問題は解けるのに、応用問題になるととたんに解けなくなった。(理学部進学予定・さたん先輩)
ムイシキ怪人
✔️答えはわかってもタイムオーバー✔️苦手意識はないけどケアレスミスあり
気づいていないけれど実は勉強量が不足
内容の理解はしているものの、問題の量をこなしていないため、ミスをしたり時間がかかったりしてしまう。
▶︎対策
薄い問題集を仕上げる
薄くていいので問題集を1冊仕上げてみよう。ミスしてしまったところはあとからもう一度解き直しを。
・苦手とは思っていなかったが、簡単な問題で点を落とすことが多かった。(教育学部進学予定・あくん先輩)
・解き方はわかるものの、時間に追われてケアレスミスすることが。(外国語学部進学予定・いくら先輩)
しっかりと計画を立てて、夏に備えよう。
夏の過ごし方をイメトレしよう
まずは勉強以外の時間を把握する
夏休みは部活や生徒会活動、趣味の時間など、受験勉強をする以外にどれくらいの時間をとられそうか考えてみて。自分のタイプに合った過ごし方を今からイメージしておこう。
苦手にかける時間を一気に増やせる夏休み
苦手を克服するには勉強時間を一定期間一気に増やすことが必要。
夏休みはその絶好の機会なので必ず有意義に使って。
自分のタイプを知って夏の過ごし方をイメージしよう
自分に近い先輩の過ごし方を見ることで、より具体的になるはず!下の項目の中で、もっとも自分に当てはまるものはどれだろう?
確認したら、TYPE別の過ごし方をチェックしよう!
✔️部活などに大きく時間が取られそう →TYPE Bへ
✔️趣味などの時間は確保しておきたい →TYPE Cへ
タイプ別に先輩の過ごし方をチェック!
TYPE A
夏休みはがっつり勉強に費やすというキミは…→休憩を意識して取ろう
夏休みはとにかく受験勉強を頑張ろうと思っている人は、詰め込みすぎて息切れしないよう、休憩を取ることを意識して。
英語ディベート部に所属し、リスニングや長文読解が得意。
数学は基礎の計算が遅く苦手だった。
●夏休みどう過ごした?
日々受験勉強に時間を使って、苦手教科は基礎をメインに、得意教科は応用や実践を。模試も受け、採点と復習をしました。
●夏休みのとある1日を教えて!
1日受験勉強に取り組んでいましたが、ご飯を食べる時間は休憩して脳をリフレッシュ。自分を客観視できる時間にも。
●主に勉強していた場所は?
予備校の自習室。まわりが頑張っているので、自分もやらねばという気分に。
コンビニや商店街が近くにあったので短い時間で気分転換もできました。
●苦手克服できた?
数学の模試偏差値が60以上になった!
数学の記述は課題が残っていたけれど、他教科の足を引っ張らない程度に数学のレベルを上げるという目標は達成できたと思います。
●ほかにもある!休憩を意識した先輩のREAL VOICE
もし眠くなってしまった場合は、無理をせず5分仮眠していました。(文学部進学予定・もあ先輩)
集中力が途絶えたら、大好きなラムネを食べてモチベーションをUP!(経営学部進学予定・ぴのきのこ先輩)
TYPE B
日によって別の用事が入りそうというキミは…→勉強日をしっかりつくろう
時間をとられそうという人は、勉強とそれ以外のことをする日のメリハリをつけることが重要。
幼い頃から政治に興味があり社会が得意だったものの、英語は基礎がわかっておらず苦手。
●夏休みどう過ごした?
部活が夏休み直前まであったり、高校見学会の手伝いをしたりと、受験以外のイベントもこなしながら基礎と過去問に取り組みました。
●夏休みのとある1日を教えて!
受験勉強に集中できる日は、午前中は自由時間に、夕方からの塾の時間を集中時間にして、メリハリをつけていました。
●主に勉強していた場所は?
自分の部屋。自分に必要な参考書はしっかりそろっていましたし、疲れたなと思った時はすぐに別のことに取り掛かることができました。
●苦手克服できた?
3問しか解けなかった英語が8割に!
入塾テストでは100問中3問しか解けなかった英語が、夏後には得意に。最終的に共通テストで8割取ることができました。
●ほかにもある!休憩を意識した先輩のREAL VOICE
部活が終わり、受験勉強に集中できる期間になったら朝型に移行しました。(薬学部進学予定・れーれ先輩)
できるだけ勉強は集中できる午前中にやるようにして用事があるときは午後に入れていた。(専門学校進学予定・れな先輩)
TYPE C
1日の中で勉強以外も大切にしたいというキミは…→全集中する時間をつくろう
受験勉強はもちろん頑張るけれど、好きなことをする時間も確保したいという人は、確実に集中できる時間を確保して。
数学が得意で友達に教えることでさらに理解を深めていた。
英語は長文読解・リスニングどちらも苦手。
●夏休みどう過ごした?
7月は問題集を、8月は共通テストの過去問を使っていました。たまに友達と公園に行ってしゃべるなどリフレッシュも。
●夏休みのとある1日を教えて!
主に、9〜12時、13〜19時を集中時間として勉強。それ以外は食事や散歩、体を動かすなど息抜きをしていました。
●主に勉強していた場所は?
さまざまな場所。ずっと同じ場所で勉強していると集中力が途切れてしまうので、塾の中でも部屋を変えたり、公園に行ったりしていました。
●苦手克服できた?
音読を繰り返して30点以上UPに!
英語長文の音読を重ねることでスピードが上がり、8月の模試は前回と比べてリーディング・リスニング合わせて30点以上UP!
●ほかにもある!休憩を意識した先輩のREAL VOICE
Web動画で勉強している人の動画を見て、自分も頑張ろうと奮い立たせました。(看護系学校進学予定・来世はサメちゃん先輩)
勉強に集中したい時間になったら塾の自習室へ!けじめがつけられました。(薬学部進学予定・くま先輩)
次回はPART2、PART3を紹介するよ。
ぜひチェックしてね!
苦手と向き合おうとしているキミ、もうそれだけで半分以上は克服したようなもの。
辛いかもしれないけれど、後悔しないように全力で夏を走り抜けて!
※記事内のコメントは高校3年生(134名)のアンケート調査によるものです。
※記事内の情報は2022年4月現在のものです。
*************************************************
Text-Edit/Ayumi Saito
Illustration/Sanpei Hirado
Design/Yujiro Suga
Mina Yokota(ma-hgra)
*************************************************