明星学園高校“ファッション部”が本格的ですごいらしい!
東京都の私立明星学園高校には、ちょっと珍しい部活動があるらしい。
その名も「ファッション部」!
でも、ファッションを部活動にしてるってどういうこと?
実際に、取材へ行ってみた!
■自分たちで作り上げたファッション部
「ファッション部は、2003年に生徒たちが自主的に作った部活動なんです。週1で集まって、服のデザイン画を描く練習をしたり、Tシャツを持ち寄ってリメイクしたりと、オリジナルのデザインを生み出す方法や、裁縫の技術を磨いています」(顧問・大石晶子先生)
講師はプロのデザイナーの方で、専門学校の現役教師でもあるとか。
まるで、専門学校のよう。
また学校内の活動だけでなく、ファッションショー見学や、デザイン画のコンテストへの参加など、活動内容は本格的!
■最高のショーを作り上げたい!
そんなファッション部の活動の中で最大のイベントが、文化祭の時に行われるファッションショーだ。
今年9月の文化祭では、コンセプト決めから、衣装作り、モデル探し、照明や音響などのステージ作りまですべてを10人の部員で行ったのだそう。
す…すごい!
今回のショーでは、4カ月間で25着以上の衣装を作ったとか。
「テーマが“和と宇宙”だったので、メタリックな雰囲気を出すためにスパンコールを使った衣装をメインにしたいと考えました。でも、普段着る服と違ってショー衣装は、ステージで映えることが大切なので『照明があたった時にどうしたらキレイに見えるか』などを考えながらスパンコールの色や配置を決めるのが大変でした」(部員・あかねさん)
また、衣装に合うモデルを探して出演交渉をしたり、ステージ作りに協力してもらえるようクラスの人たちに頼み込んだりと、周囲を巻き込みながら部員全員で最高のショーを目指したそう。
そんな努力の甲斐あってショーの後には、フリーペーパーの連載の話がきたり、海外メディアからの取材を受けたりと、うれしい反響があったとか。
「連載や取材の話を聞いた時は、びっくりしました! みんなで『ヤバいね!』って盛り上がって…すごくうれしかったです! ファッション部に入って、服を作る技術はもちろん、予算を考えてモノ作りをしたり、学外の大人の方々に自分の意見を伝えたりと、さまざまな部分で成長できました。ここで学んだことを生かして、将来は服飾関係の仕事に就けたらいいなと思っています」(部長・あやなさん)
人間力も高められるファッション部。ここまでアツくなれる部活って、やっぱりカッコいい!