自作アプリで中高生が競い合う「アプリ甲子園」9月に開催!

●アイデアや技術力などを総合的に評価するイベント

 

最近はマンガやお笑いなどさまざまなジャンルで「○○甲子園」と題したイベントが増えている。

 

高校生が主役となるこれらの全国大会は、日頃の努力の成果やとっておきのアイデアを披露するには絶好のチャンス。なかでも、ITに興味のある高校生にオススメなのが「アプリ甲子園」だ。

 

全国の中高生が自作のスマホアプリをチームで制作して出品し、独創性、デザイン性、消費者支持度、操作性、技術力、完成度を総合的に競い合うイベントで、2011年度から毎年度開催されている。主催しているのはスマホアプリ開発などを手がける株式会社D2C。

 

「高校生がスマホアプリの開発なんてできるの!?」と驚く高校生もいるかもしれないが、参加者は年々増加中。2013年度は514チームがエントリーした。

 
 

●プログラミングのハードルは意外と高くない!?

 

自作スマホアプリで中高生が競い合う「アプリ甲子園」9月開催!

 

「ここ数年で、スマホやスマホアプリは一気に中高生にも身近なものになりましたし、開発のためのツールも便利になってきました。また、小中高生へのプログラミング教育が浸透してきたこともあり、十代がアプリ開発に挑戦しやすい環境が整ってきたといえますね」(株式会社D2C<以下同>)

 

対象は主に中高生だが、昨年度は小学6年生もエントリーし、なんと決勝大会に進出! もちろん技術的な知識は必要だが、実は思っているほどハードルは高くないのだ。学校のパソコン部、コンピュータ部などの部員同士、学校外のプログラミング教室で知り合ったメンバー、趣味のプログラミング仲間などのチームで参加するケースが多いが、個人でもエントリーできる。

 

エントリー作品のテーマは自由だが、D2Cによれば、高校生らしい生活に密着したアイデアを生かしたアプリが目立つとのこと。2013年度は、身の回りのいろいろな音を集めて、それが何の音かをクイズにしたアプリや、お年寄りにお薬の時間を知らせるアプリなどが上位に入選した。

 
 

●優勝者が高校在学中に起業した例も

 

自作スマホアプリで中高生が競い合う「アプリ甲子園」9月開催!

 

「中高生向けの大会ですが、アプリ関連企業の経営者などがプロの視点で審査するのがこの大会のポイントの一つ。クオリティの高い作品は実際のビジネスにもつながっていく可能性があります。過去には優勝者が企業からの出資を受けて高校在学中に起業した例もあるんですよ」

 

スマホアプリは、ビジュアルで感覚的に操作できるよううまく作れば、言葉の壁を超えて使ったり、楽しんだりすることができるのも大きな魅力。「ひょっとして世界中で大ヒットするかも!?」と考えたら、ワクワクしてくる高校生プログラマーもいるのでは?

 

一次選考、二次選考を勝ち残った約10組のファイナリストによる決勝大会では、毎年、審査員のほか、応援の中高生や一般の観客、マスコミなどの前で白熱したプレゼンテーションが展開される。今年は、9月28日に東京お台場の科学未来館で決勝大会を開催。なお、エントリーの締め切りは8月31日。「プログラミングには自信がある」「とっておきのアイデアがある」というキミ、ぜひともチャレンジしてみよう!

 

アプリ甲子園2014公式サイト