ロング、ミディアム、ショート、小顔効果抜群の最新ヘア&前髪はコレ!女子高生髪型お悩みQ&A
女子高生の中には、「自分に似合う前髪がわからない」「ショートにしたいけど勇気がない…」など、ヘアスタイルに関する悩みを抱えている人も多いのでは?
そこで今回は、元美容師で現在は数々の芸能人のヘアを手がけるヘアメイクの杏奈さんに、街で聞いた女子高生のよくあるヘアスタイルのお悩みについて、アドバイスをもらうことに!
お悩み1:「ショートヘアにしたいけど顔が大きく見えそう…。小顔に見えるスタイルを知りたい!」
画像協力/ALICe by afloat
おでこを出すと顔の面積が広く見えるので、前髪があるほうが小顔効果がありますね。
ただ、一直線のパッツン前髪だと顔の横幅が強調されてしまうので、あえて隙間を作るシースルーバングで抜け感を出すと、輪郭がぼやけるうえに、イマドキっぽさも出るのでオススメです。
また、後頭部に丸みをもたせて、首に向かってシュッと細くなるような“くびれライン”を意識すると、首が長く見えるので華奢な印象に。
トップにボリュームをもたせると、全体的に目線が上に上がるので顔が小さく見えてスタイルアップにつながります。
画像協力/Maria by afloat
耳にかけるときは、両耳を出すと顔の横幅がハッキリ出てしまうので、片耳だけに“曖昧に”かけるといいですね。
左右差があると、遠近感が出て立体的な印象になるので、より小顔に見える効果があります。
画像協力/_TREE
ちなみに、「いきなりショートヘアにする勇気がない」という人は、前下がりボブからチャレンジしてみるのが◎。
サイドは長めなので安心感はありますが、襟足が短いので全体的にはショートヘアの印象になり、いつもとは違った雰囲気になれます!
お悩み2:「とにかく髪の量が多くてもっさりしちゃう…。そんな私でも似合う髪型を教えて!」
画像協力/ALICe by afloat
髪の毛の量が多い人は、ショートにするとボワッと広がって扱いにくかったり、全体の形が崩れないようにちょっと伸びたら美容院に行く、といったこまめなメンテナンスが必要になるので、思い切ってロングにするのがオススメ。
毛先に重みをもたせたロングスタイルにすると、髪の重さで自然と落ち着くので、スタイリングもラクチンです。
※巻いて“透け感”を出すと軽めな印象に!
画像協力/Secret
髪の量が多いと、広がらないようにストレートアイロンでまっすぐにしようしがちですが、ユルく巻いてふわっと散らしたほうが透け感が出て軽い印象になりますね。
トップにはあまりボリュームを出さず、毛先だけを散らすのがポイントです!
あとは、髪が多いなら美容院ですいてもらうのもいいですよ。
すく場所は、ちょうどハーフアップするときのように耳上ラインで髪をもち上げたとき、下に残った部分。
表面の髪をすいてしまうと短い毛がツンツン出てしまい、襟足の毛をすいてしまうと髪をまとめるときに短い毛が出てきてしまうんです。
この内側の部分は、一番影響が出ない場所なので、ここの髪を大胆にすいてもらうとボリュームが押さえられます!
お悩み3:「童顔なので、大人っぽく見える髪型が知りたい!」
画像協力:左/Euphoria銀座本店 右/ALICe by afloat
大人っぽく見せるには、前髪をなくすこと!
センター分けにしたり、根本を立ち上げて中村アンさんのようなかき上げスタイルにすると、一気に大人っぽくなります。
前髪を立ち上げる方法は、
②かきあげた前髪の根本にドライヤーをあてる
③ワックスをつけてなじませる
※左/甘めな内巻きスタイル 右/辛めな外ハネスタイル
画像協力:左/Maria by afloat 右/BiBi
※前髪を立ち上げ&首元スッキリの辛めスタイル
画像協力/HAIR MAKE UE2上本町店
あとは、首元の毛先が内側にクルンと入っているとかわいらしい印象になり、外側に流れていたり首元がスッキリしていると辛口な印象に。
大人っぽさを出したいときは、甘さを押さえて“辛め”を目指してみるといいですね。
お悩み4:「自分に似合う前髪が知りたい!」
“自分に似合う”というのは、いろいろな視点があると思いますが、今回は顔の形別に似合う前髪を考えてみたいと思います。
〈面長タイプ〉
画像協力/Secret
顔の“縦”の長さが気になる人は、つむじに近い上のほうから前髪を取ると、顔の長さが強調されてしまうので、できるだけ浅い位置から髪を取って前髪を作るようにしましょう。
重めの前髪でおでこを隠すのもアリですが、最近は浅めの前髪のシースルーがはやっているので、全部隠さずに透け感を出すのもかわいいと思います。
〈丸顔タイプ〉
丸みが気になる人は、前髪を短くしておでこを出して縦の長さを強調するとスッキリとした印象になります。
幼い印象にはなりますが、三戸なつめさんのような短い前髪も似合いますね。
大人っぽくしたいときは、高い位置から髪を取り、薄めの前髪にしておでこをチラ見せすると、縦のラインを強調できるので丸顔の印象が薄くなります。
〈ベース型タイプ〉
画像協力:左/ALICe by afloat 右/Euphoria 銀座本店
エラが張っているなど顔の横幅が気になる人は、センター分け、もしくは8:2くらいで斜めに流すと縦のラインが強調されてスッキリ見えます。
左右に分かれた前髪が、ちょうどエラの部分にかかるので、気になる場所を隠すこともできます。
〈逆三角タイプ〉
画像協力:左/Of HAIR 銀座店 右/Euphoria HARAJUKU
逆三角形型の人は輪郭がシュッとしているので、パッツン前髪にすると顔の面積がせまくなり小顔効果が!
ただ、このタイプは頭のハチ(角部分)が張っている場合が多いので、トップにボリュームを出した状態でパッツン前髪にしないと、全体的な頭のシルエットが大きな逆三角形に見えてしまうこともあるので要注意。
ちなみに、前髪を思いとおりにスタイリングするコツは、絶対に自然乾燥をしないこと!
自然に乾くと、クセが出やすくなってしまいます。ドライヤーをかけるときは、まず前髪から!
そのとき、自分の“生え癖”をつぶすように、指をジグザグに動かして前髪の根本をグシャグシャっとさせるのがポイントです。
そうしてから、流したい方向にブローするとキレイにスタイリングができます。
お悩み5:「前髪を自分で切ると、いつも切りすぎたり長さが揃わずガタガタになっちゃう。セルフカットのコツって?」
カットするときはまず、前髪を①表面 ②中間 ③おでこ側の3つに分け、③がほんの数ミリ短くなるようにカットします。
濡れたままカットすると、乾かしたときに想像より短くなってしまうので、必ず乾かしてから切るようにしましょう。
前髪をいつもコテで巻いたりアイロンで伸ばしたりしている人は、セットしてから切るのもいいですね。
そうすることで、“いつもと同じ状態”のときにジャマな髪や厚みが出過ぎている部分などをカットできるので、理想とおりの前髪を作りやすくなります。
ちなみに、100均などで売っている「前髪カット用クリップ」を使うのもオススメです。
これは、前髪をクリップではさんで切ることができる便利グッズで、クリップからはみでた部分だけをカットすればいいので切りすぎる心配がありません。長さが揃わずガタガタになってしまう人は、一度、試してみるのもいいと思います。
美容院でのカットの仕方から、自宅でできるスタイリングやケアまで、髪型のお悩みはひと手間加えるだけで解決できることが多いのかも。
これで明日から、ヘアスタイルで悩む心配はなし!?
***
●画像協力/美容室&ヘアスタイル情報サイト「らしさ」