10代向けダイエット!お金をかけず1年半で10キロやせに成功!やすだちひろさんを直撃
寒さが本格的になるこれからの季節は、部屋にこもりっぱなしで運動不足になりがち。
しかも、夏に部活を引退した人にとっては、運動量は減ったのに食事の量は減らないままで、「そろそろダイエットをしないとヤバい…!」と焦り始める時期。
でも、ダイエットってなかなか続かないし、何をすればいいかわからないという人も多いはず。
そこで今回は、1年半で10キロ(!)のダイエットに成功したという、やすだちひろさんにお話をうかがうことに。
2013年7月に『Zipper』専属モデルオーディションファイナリストに選ばれ読者モデルとしての活動を開始。同時にアパレルショップ「スピンズ」の店員として勤務。
2016年10月、スピンズから独立して「コンプレックスをもったすべての女子と、そんな女子と気が合う男子へ。」というコンセプトの下、自身のブランド「CHIHIRO YASUDA」を設立。
現在は、バンド「MINT mate box」のベースとしても活動中で、Instagramのフォロワー数は13万人と、10代の女子を中心に人気を集めている。
ダイエットのきっかけは雑誌に載った自分の写真!
そもそも、やすださんがダイエットを始めたきっかけって?
それで、誌面に載った自分を初めて客観的に見たんですけど、ほかのモデルさんの細さと自分のレベルの違いに衝撃を受けちゃって…。
私、高校時代はバスケ部に所属していて、すごく筋肉質だったんです。見た目が細いと弱そうに見えちゃうから、筋トレを頑張って腕を太くして、ご飯もいっぱい食べていたんですよね。
当時も、『華奢な服が似合わないな~』と思ったことはあったんですけど、それよりも『筋肉をつけたい!』っていう気持ちが強くて。
でも、誌面に載った自分を見て、筋肉質な体型が一気にコンプレックスになってしまいました」
部活を頑張る女子高生なら、誰もが共感しちゃいそう。
これをきっかけに「本格的にダイエットをしよう!」とスイッチオン!
理想体型のモデルさんの身長と体重を調べて、「今の自分よりマイナス10キロ」という目標を掲げたとか!
では、まずどんなことから始めたの?
「これしか食べちゃダメ」という制限は続かない!
始めた直後は、すぐに2、3キロ落ちたので『やっぱり効くんだ!』と思ったんですけど、継続するのがつらくて…。
味の種類はいくつかあるんですけど、すぐに飽きちゃうし『これしか食べちゃダメなんだ』って思ったら、ストレスがすごかったんですよね。炭水化物抜きダイエットも試したんですけど、ご飯もダメ、パンもダメ、パスタもダメ。
もちろんアイスなんて絶対ダメに決まってる…。
そうやって食べ物を制限しちゃうと、もともと炭水化物が大好きってわけじゃなかったはずなのに、すごく食べたくなってきて『食べ物を制限するダイエットは私には合わない』とわかりました」
いつでもどこでもマッサージをする!
そこでやすださんが始めたのは、なんとマッサージ!
当時、私のふくらはぎは押せないくらいにカチカチだったし、首が太いこともコンプレックスだったので、まずは特に気になっていた足と首を中心にマッサージをして、筋肉を柔らかくすることにしました。
ただ、『1日何回』って決めてしまうと義務になって続かないと思ったので、ノルマは決めず、人と話しているときも電車に乗っているときも、時間があったら常にマッサージをするように心がけました。
やり方もそんなに難しく考えずに、とにかく『気になるところを揉んでほぐす』という方法で続けましたね」
確かに、1日何回というきまりがあると「やらなきゃ」「できなかった…」と気持ちの浮き沈みが激しくなるけど、「いつでもどこでも何回でもいいからできるときにやる」とユルくとらえることで気軽に続けられるのかも。
でも、マッサージって本当にダイエットになるの…?
でもある日、鏡を見たら『あれ、ちょっと細くなってるかも!?』って気がついて『今までやってたことは間違ってなかったんだ!』と思いました」
唯一、決めていたのは「体重計に乗ること」!
ノルマを作らない“やすださん流ダイエット"だけど、1つだけ決めていたことがあるとか。
それは、「毎日体重計に乗ること」!
マイナス10キロっていう目標は何となくあったけど、それも『いつまでに達成する!』とかは決めてなかったんです。
期限を決めちゃうと、達成できなかったときに『もういいや』ってあきらめてリバウンドしてしまうと思ったので。
だから、ただ単純に毎日の記録として体重を計っていました。
そしたら、自然と食べる量が減ったんですよ!
食べすぎた次の日はやっぱり体重が増えてるし、ちょっと頑張ったらやせてるから、それがうれしくて」
“何を食べてもいいけど、必ず体重は計る"。
たったこれだけのことで、やすださんの意識が変わっていったそう。
でも、体重を毎日計るようになって『これを食べたから太ったんだ』『昨日我慢したから体重が減ったんだ!』ということが実感できるようになってからは、『今、本当にこれが食べたいのかな』と考えるクセがついたんです。
『今、お腹が空いているかどうか』をお腹と相談できるようになりました。
食べなくても大丈夫なら今は食べない。それを続けていくうちに、体重が落ちていったんです」
無意識に摂取してしまっているカロリーを、本当にお腹が空いているときだけにする。
簡単なことのようだけど、実はこの意識改革はかなり重要なのかも!
夜は、1日いろいろ食べたあとなので体重が増えているんですよ。
でも、朝は一番体重が軽いので『昨日あんなに食べたけど増えてない! ラッキー!』って、気分がアガることも多いんです(笑)」
ダイエットの期間を決めない
体重計に乗る生活を続けることで、1年半後には目標のマイナス10キロを見事達成したやすださん。でも、こんなに長期間、ダイエットを意識するのはやっぱり大変そう…。「思いっきり食べたい!」と思ったり「もういいや!」とあきらめてしまうことはなかったの?
そういう時は…、食べてました(笑)。
私の場合、『2週間で5キロやせる』みたいな短期間でのダイエットは向いていなかったので、『どうしても食べたかったら今日は食べて、その後ゆっくり取り戻す』という感じでしたね。
2週間と期限が決まっていると、1度食べすぎてしまったら増えた体重を1日とか2日で元に戻して、さらに減量しないといけないのでかなりツライんですよね。それで、体重が停滞したりストレスが溜まると、モチベーションが下がって『もういいや』ってあきらめちゃう。
私も、そういうダイエットを繰り返した時期があったので、今回は『短期間でのダイエットはしない』と決めていたんです。
そうすることで、『今日は食べすぎちゃったけど、これから1週間でゆっくり元に戻そう』って無理なく計画的にダイエットが続けられたのかなと思いますね。
ただ、そこで『絶対太ってるから現実を見るのが嫌だ!』と体重を計ることをやめてしまうとズルズルとリバウンドしてしまうので、毎朝体重を計ることだけは必ず続けて『頑張ろう』という気持ちを保っていました」
体型の変化は「毎日のコーデ」として記録!
全裸で鏡の前で写真を撮る…という人もいると思うんですけど、私は体型を記録するためだけに写真を撮るのは続かないと思ったので、『WEAR』というアプリに毎日のコーデをアップすることで、同時に体型の変化も記録していました。
加工しないでアップするとダイエットの記録になるのでオススメです。
マッサージの効果で、顔がシュッとしたのでオシャレをするのも写真に写るのもさらに楽しくなりました」
どんな些細なことでも「自分をホメる」ことが大事!
ストイックになりすぎず、無理なく継続することを重視したやすださんのダイエット法。でも、どうしてもモチベーションが下がってしまうこともあったのでは?
ノルマがあるわけじゃないから、何もしなくても『できなかった…』と落ち込む必要はないけど、その分、頑張ったことは『えらいね』と自分をホメてあげることで、モチベーションを保っていました」
「頑張ったことがある」というのが自分の自信になる
自分の体と性格に合ったダイエット法をみつけて、気長に続けることで目標を達成したやすださん。
そんなやすださんが、ダイエットに成功したことで変わったこととは?
今、バンド活動など新たなことに挑戦して人前に出ることができているのも、ダイエットで得た自信が大きいと思います!」
最後に、ダイエットを頑張りたい高校生に向けてひとこと!
ダイエットにはいろんな種類があるので、自分に合ったものを見つけてほしいのですが、ぜひ、罪悪感をもつネガティブなダイエットではなく、できたことを『えらい!』ってホメてあげるダイエットにチャレンジしてもらえたらなって思います!
筋肉質だった自分の体型はコンプレックスだったけど、今、デザイナーとして服を作るときに、『手首だけが見えると華奢な印象になるな』とか、当時の自分の経験が役に立っているんです。
だから、ダイエット前の自分やダイエット中の自分を否定せずに、『今の自分もかわいいけどやせたらもっとかわいくなれるかも!』と明るく前向きにダイエットをしてほしいです!」
ダイエットに成功すると、見た目の変化だけでなくマインド的にもかなりプラスになりそう!
無理なく続けられる“やすだ流ダイエット"。
早速、挑戦してみちゃう?