オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティの年代だと自覚すること」

「中田敦彦のYouTube大学」というチャンネルを持ち、YouTuberとしても活躍するお笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さん。

そんな中田さんが、今年の4月から青山学院大学の経営学部で、“客員講師”として大学生たちに講義を行っているという!

そこで今回は、中田さんが行っている「エンターテインメントビジネス実践経営学」の講義に潜入!

この講義では、中田さんが行っている活動をリアルタイムで紹介しつつ、学生たちに“将来使えるビジネス術”を教えているそうだけど、いったいどんな内容なんだろう?

その模様をリポート!

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【プロフィール】
オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」 
中田敦彦(なかた・あつひこ)
1982年9月27日生まれ。大阪府出身。
お笑いコンビ・オリエンタルラジオやダンス&ボーカルグループ・RADIO FISHのメンバーとして活動するほか、アパレルブランド「幸福洗脳」のプロデュースなど、さまざまなジャンルで活動中。
公式Twitter:https://twitter.com/atsuhikonakata

 

最新の時事ネタや体験談を使ったビジネス論!


毎週月曜日に開かれる、中田さんの「エンターテインメントビジネス実践経営学」。

試験期間直前のこの日も、講義室には学生たちがいっぱい!

大学では、人気の講義を受けるために抽選を行なうことがあるけど、この講義は何と6倍という高倍率だったそう!

チャイムが鳴って中田さんが登壇すると、学生からは拍手が起こっていた!

「今日もいつもの感じで。カードゲームの進捗を見ていきましょうか」と、まずは中田さんが手がけているカードゲーム『XENO』の開発状況を紹介。

そして話題は、YouTuberの直近の炎上騒動へ。

オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」
「もともと、若い人に支持されている人たちって、イケイケで、ハラハラする問題提起が人気だったと思うんですよ。

でも、今のYouTuberは、子どもたちがあこがれる職業になっているわけで。

そんななかで、やるべき行動や、やってはいけない行動が変わってきた。

多くの人に注目されたり、影響を与えたりする企業や個人は、その姿勢では甘いんじゃないかと思う」
あらゆる分野で何度もブレイクしてきた中田さんが、YouTubeという身近な話題で、最新のニュースについて教えてくれる。

こんな授業が大学にあるなんて!

オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」

そして今度は、中田さんがもつ『中田敦彦のYouTube大学』というチャンネルの話題へ。

中田さんは最近、日本の「YouTuberランキング」を分析しているのだとか。

<中田敦彦のYouTube大学>
https://www.youtube.com/channel/UCFo4kqllbcQ4nV83WCyraiw
 
「オレは今、314位くらいなんだけど、自分より上位の300チャンネルの中にも、更新が止まっていたり、解散していたりするものが70個くらいあって。

それを抜いた230個のチャンネルのジャンルを分析してみたら、

・『やってみた系チャンネル』…45%
・『ゲーム実況系チャンネル』…25%
・『各レコード会社の音楽チャンネル』…25%

で。残りの1/4は、ものすごく細かいジャンルに分かれていた。

今後は『やってみた系』と『ゲーム実況系』以外の細かいジャンルが伸びていくはず!」
とランキング上位になっているYouTubeチャンネルを解説しつつ、今後ヒットする動画ジャンルについて予測!

オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」

これまで“書店回り”の動画や、相方・藤森慎吾さんの“歌ってみた”など、さまざまなジャンルの動画を投稿してきた中田さんだが、
「自分のチャンネルも、このチャンネルは何を目標にしているのか、わかりやすくしていかないといけない」
と、客観視。

今後は、最初に打ち立てた「教育系YouTuberのHIKAKINになる」という目標に立ち返って、“勉強の解説動画”を投稿していくと熱弁。

今の登録者数に満足することなく、さらに上を目指していく中田さん。

そのためには、はっきりとした目的と確かな分析力が必要なのだと教えてくれた。

オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」
中田さんの講義に「うんうん」と熱心にうなずく学生たち。

YouTuberになりたいと思っている人はもちろん、今後、社会に出て何かを成し遂げたいと考える学生には、心に刺さる内容だったよう。
 

時間と体力がある若いうちに、何でもやってみてほしい


中田さんが日々行っている活動や、その業界でのニュースを毎週解説してきたこの講義。

この日は前期ラストということで、後半は前期のまとめの話に。
「僕が前期に話したやり方を、年が離れた皆さんがそのまま真似するのはハードルが高い。だから、オススメしたい考え方があるんです」
と、中田さん。

最近読んだ記事に、各年代がとるべきスタンスが書いてあったという。
・20代:バラエティー…何でもやってみる時期
・30代:スペシャリティー…強み(スキル)がわかる時期
・40代:オリジナリティー…スキル以外の「自分らしさ」で戦う時期
・50代:パーソナリティー…人間としての魅力で戦う時期
「20代。時間や体力があるっていっても有限だから、やることは自分の好みのなかでだんだんと選ばれてくる。

そのなかでいろいろチャレンジしてみると、『自分の強みってこれなんだ』っていうのがわかってくる。

そして次の30代では、自分が特化している分野を突き詰める!」

そんな「キャリアのVSOP」とよばれる考え方を、中田さん自身が20代で体験したことと照らし合わせて解説!
「お笑いでもいろいろある。大喜利番組があったり、ネタ番組があったり、体当たりロケ番組、ドッキリ。

いろいろあるけど、とりあえず全部やった。

『寝ないで食べ続ける』とか、『警察犬に追いかけられる』とか、謎の仕事もいっぱいやりましたよ(笑)。

そんな中で『これじゃないな』っていうのがわかったのが20代。

30代になった今、わかったのが、自分は『ネタよりも音楽やパフォーマンス』とか、『バラエティー番組で15秒だけもらってトークするより、1人でひたすら40分しゃべる、みたいなことが得意』ということ。

その向き不向きは、それまでの実績の積み重ねがないとわからなかった。

だから皆さんにオススメしたいのが、自分たちがバラエティーの年代だというのを自覚すること。

逆に言えば、まだ焦らないで大丈夫。

時間と体力のなかで、トライ・アンド・エラー(挑戦と失敗)を繰り返していくしかないと思います!」
オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」
体験談を交えて語る中田さんの声には、強い説得力があった!

たしかに、時間と体力がある20代のうちに、幅広くさまざまなことに挑戦しておくと、自分の強みや好みがわかってくるのかも。

高校生や大学生のうちから「自分には得意なものがない」と悩まずに、「30代になる前に得意なことを見つければいい」という気持ちで、まずはなんでも挑戦してみることが大切なんだ!

最後は、この授業専用のアプリに集まった学生たちの質問に、中田さんが真正面から回答。

オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」
「ファッション系のインスタグラマーとしてフォロワーを増やすにはどうしたらいいのか?」
という質問をした学生には、まず
「モデルは自分?」
「その服は自分で作ってるの?」
「期間と更新頻度は?」
と、ヒアリングしていく中田さん。

そして、
「半年前に投稿を始めたけど、なかなかフォロワーが増えず、自分が作ったり、もっていたりする洋服にも限りがあるため、3カ月で止めてしまった」
と話すこの学生に、
「まず始めたのが偉いし、服を作ったりしているのもすごい!

でも、ここで気になるのが、何で止めちゃったのかということ。

いきなりうまくいくことなんてないから、『何で反応がないんだろう』っていう分析をしっかりすることが大事だと思う!

オレも今、YouTubeにいろんな動画をアップしてみて、『なぜ(反応が)良かったのか?』『なぜ悪かったのか?』っていうのを分析してるんだよ」
と、実体験を交えてアドバイス!

オリラジ中田の経営学講義に潜入!「オススメは、自分たちがバラエティーの年代だと自覚すること!」
「アクションを起こして反応がなくても、それは失敗とはよばないんだよ。

反応がなかったら『反応がない』っていう“実験結果”が出たと思って、次は『それを改善するためのこと』をやってみる。

その繰り返しでしかない! 辞めるっていう選択肢が一番もったいないから、その投稿を続けたらいいよ!」
いい結果が出なかったとしても、それは次に成長するための材料になる、とのこと。インスタグラムに限らず、あらゆる分野で使えるいい考え方かもしれない。

この講義には、「自分の選択肢を狭めないでほしい」「失敗を恐れず、とにかく挑戦してみてほしい」という、中田さんのエールが込められていたようだ!


お笑いだけでなく、さまざまなジャンルの活動で何度もブレイクし続ける中田さん。中田さんの活動をたどれば、将来使える“生き方のコツ”がわかるかも?

(撮影/武田敏将)