通知表、保護者に見せる? 見せない?

テストのつらさを忘れかけた頃、おもむろに手渡される通知表。誇らしい数字がズラリと並ぶ人もいれば、赤点のオンパレードなんて人もいるかも知れない…。

 

そんな学習の結果を記した通知表を、みんなは親や友人など、周囲の人に見せているのだろうか。

 

リクナビ進学が2013年1月、高校生200人に行ったアンケートによれば、約92%の人が「親に見せる」と回答。また友達と見せ合っている人は約60%という結果に。ちなみに、親や友達に見せる際にはさまざまなエピソードが生まれているよう。

 

「クラス2位だったからドヤ顔で親に見せたら「で?」って言われた。結構ショックだった」(埼玉県・男子)

確かにこれはショック。やっぱり今の世の中、“2位じゃダメ”なのか!?

 

「親に見られないように頑張る」(長崎県・男子)

頑張る必要があるのは通知表を隠すことより、勉強そのもの!

 

「友人の成績が悪すぎて自分の通知表を見せるのをためらった」(新潟県・女子)

2人の間に一瞬流れる、気まずい空気と沈黙…。見せ合いっこは、成績が同じような友人同士で行うべき!?

 

ところで、いまやみんなの成績を叱咤激励する立場の親世代も、かつては同じ学生。親たちは、当時の通知表をどうしているのだろうか。『発言小町』の「子どもの頃の通知表、どうしていますか?」というトピックに集まった回答を見てみると、

 

「小学生から高校まで、全部自分で持っています。(中略)高校生の娘が見つけて“高校時代のお母さんとなら友達になれたかも”と言いました。(中略)変な安心しないで欲しいんだけど…」

 

「わたしの成績表がどこに行ったのかは母に聞いてみないとわからないのですが、夫(41歳)の通信簿は、この家にあります。義姉から“あひるがいっぱいよ”って聞いていて、その意味がよくわからなかったのですが、わかりました。2がいっぱいでした」

 

「ずっと、捨てられたとばかり思っていた通信簿が最近出てきました。(中略)生活欄と先生からのコメント欄が恥ずかしいです。(中略)“モノを大事にする”“忘れ物をしない”っていう項目には小学校6年間通して×がついていました。6年も進歩がなかったんだ…ショック~」

 

などなど、実は結構、親の通知表は家のどこかに保管されているケースが多いよう。参考までに、一度見せてもらうと、今まで知らなかった両親の素顔が垣間見えて、面白いかも。