おなかが鳴っても止めなくていい!?意外に「かわいい」と高評価
■おなかが鳴る音は別の音でごまかす!
午前中最後の授業って、おなかがすいてたまらない。けっこうな音でグ〜と鳴ってしまった経験は誰にでもありそう。
高校生はおなかが鳴ることについてどう思っているのだろう。リクナビ進学が全国の高校生400人にアンケートをとってみた(2013年7月調べ)。
シーンとした授業中、おなかがグ〜っと鳴ったら?
恥ずかしい 74%
恥ずかしくない 26%
予想どおり「恥ずかしい」派が多数を占める。
残念ながら、鳴ってしまった場合はどうするか?
「机をがたんと鳴らす」(高2女子・埼玉)
「音を立てて椅子を引く」(高1女子・群馬)
「筆箱をあさってごまかす」(高2女子・大分)
「鳴った瞬間に咳払いをする」(高1女子・愛知)
「やたら足をドタドタさせる」(高3女子・東京)
「冬だったら、ひざかけをお腹の周りに厚く巻く」(高2女子・大阪)
なんとしても「グ〜の音を消し去ろう」と、涙ぐましい努力のあとが。
また、グ〜予防のため
「授業と授業の合間におにぎりを食べていたら、1年間で4kg太った」(高2女子・大阪)
と気の毒な答えも。
男子も恥ずかしいと感じる派が多かったのだけれど、鳴ってしまった以上、男らしくあきらめている様子。
あきらめきれずに、いろいろな音を立てているのは女子ばかり。
こうなってくると、
「女子校だから、誰のおなかが鳴ろうとおかまいなし。むしろ笑いのネタに」(高1女子・神奈川)
というアンサーがうらめしい。
■気になる子のおなかが鳴るのは「かわいい」!?
でも、みんな安心しよう!
アンケートでは、ほとんどの高校生が友達のおなかが鳴ることには実に寛大で、「気にしない」「何とも思わない」などクールな反応。「おなか減ってるんだろうな」「頑張れ」「私も減ってるよ」などと応援する気持ちも。
そして、なんと、「ちょっといいなと思っている子のおなかが鳴った場合は?」という問いで、いちばん多かった答えが「かわいい」だったのだ。ちなみに男女関係なく「かわいい」という答えは圧倒的多数で、ネガティブな答えはほとんどなし。
また、かわいいよりさらに上をいく
「かわいい~~~~!!!!!その音絶対忘れない!!!耳に焼き付ける!!!」(高1女子・大阪)
「ラッキーと思い、その場で小さくガッツポーズ」(高2男子・栃木)
「女の子っぽく小さいお弁当箱でご飯を食べてるような子よりは、割としっかり食べる子のほうが良いと思っているのでむしろかわいらしく感じる」(高3男子・愛知)
「かわいい!と叫ぶ」(高1男子・埼玉)
など、むしろ「グ〜大歓迎」の声も。
さぁ、思う存分おなかをグ〜グ〜鳴らそう!
■お腹が鳴るのは健康の証!
さて、以下はちょっとまじめな話。
空腹時、グ〜グ〜鳴ってしまうのはおなかの中の空気の仕業。たくさんの空気が入っていて胃が活発に動くと鳴りやすくなる。
というわけで、空気を飲み込まないようにするのが、グ〜の予防になる。具体的には早食い、早飲みは、胃の中に空気を送り込んでしまうのでやめよう。また、炭酸を飲んだりガムを噛むこともよくないと言われている。
けれども、ある程度の空腹時間は健康や美容にいいそうだ。さらに空腹時は記憶力も向上するとか!
いずれにしても、おなかが鳴るのは健康の証。
つまり、授業中のグ〜は、気になる人には「かわいい」と思われるし、記憶力も向上するし、意外といいことづくめだったのだ。