山に囲まれた自然豊かな地で生まれ育った佐久間さん。植物に関わる仕事がしたいと調べた時、庭の手入れが好きな母の影響から造園の仕事を志望。そのための知識と技術を学ぶために大阪にある修成に進学しました。
校外フィールドワークでは樹木の剪定や除草などの作業を通じて、授業で習ったことを実践しながら学びました。先日は奈良にある池泉回遊型庭園の依水園を見学。大きな池が印象的で、それ以降は自分が考える図面にも水を使ったデザインが増えたように思います。学生がプロジェクトに参加した大野川緑陰道路を散策したり、淀川河川公園などを散歩して季節の植物を観察したり、散歩という趣味を通じて感性を磨く努力もしています。
5階の屋上庭園、4階の和風庭園、3階の休憩スペース、そしてエントランスの花壇。これらの風景をデザインし、図面設計から施工、日々のお手入れや管理を担当しているのは、ガーデンデザイン学科の全学生。「園芸学」の授業では班に分かれ、季節ごとに植栽計画を考えてプレゼンし、投票数の多かった案が実際に採用されます。まだ自分のデザイン案が選ばれたことがないので、次の機会にはぜひ採用されるよう頑張ります。
造園技能士の資格取得に対応した授業は、植物の知識だけでなく、土木工事に関する法令などもあって覚えるのが大変!実技試験に対応した実習も炎天下の作業が大変でしたが、みんなで励まし合いながら頑張りました。先生とはいつでも気軽に話せる距離の近さが魅力だと思います。先生とも相談しながら将来の進路についてのイメージを固めて、企業訪問やインターンシップにも積極的に動いていこうと思っています。