名古屋市に住むコープあいちの組合員のご家庭に、食料品や生活雑貨を配達しています。さまざまな配送ルートをトラックで巡り、多い日は50軒以上のお宅に商品をお届けしています。年配の方や子育て中でなかなか買い物に行けない方はもちろん、生産者の顔が見える良質な素材を求めて利用される方も多いんです。だからみなさん、毎回とても楽しみに待っていてくれます。顔を合わせて何気ないおしゃべりをしたり、料理のレシピを教え合ったりする時間も楽しい。商品を届けて終わりではなく、地域の暮らしに寄り添う仕事なんだと感じています。配達業務は大変な時もあるけど「みなさんから頼りにされている」という実感がやりがいにつながっています。
大学で身につけた知識やスキルは大きく2つあり、ひとつ目は人に伝える力です。学生時代は、模擬授業や小学生への歯みがき指導といった保健教育の学びに加え、オープンキャンパススタッフの活動にも励みました。年齢や立場の異なるたくさんの人と関わる中で学んだのは、誰かに何かを伝えるためには、まず自分自身が物事をきちんと理解した上で、相手に合わせた言葉で伝える工夫が大切だということです。ふたつ目は、心身を健やかに保つ方法です。こころの健康を意識し、オン・オフを切り替えたり、休日に趣味のゴルフを満喫したりして、ストレスや感情をコントロールしています。心身のバランスが取れていると、仕事にも集中できるんです。
就職活動でいろいろな企業を調べていた時にコープあいちの存在を知り、事業内容に共感したことがきっかけです。最も心惹かれたのは、生活に根付き、地域のみなさんと支え合いながら暮らしをよりよくしていこうという姿勢。宅配の仕事に不安はありましたが、女性が多く活躍していることを知ってチャレンジしてみようと決意しました。また、最初は現場で経験を積み、いずれは本部勤務を含めたキャリアアップのチャンスがあることも魅力でした。宅配事業以外にも、店舗事業や共済事業、商品カタログ制作や品質検査、人材教育など多様な部門があるので、働きながら自分に合った活躍の場を見つけたいと思っています。
生活協同組合コープあいち 港センター 勤務/心身健康科学科 卒/2022年卒/コープあいちが展開する宅配事業の地域担当として、名古屋市に住む組合員の自宅や福祉施設などに商品を配達している。「就職活動をしていた頃は、自分がどういう企業で働きたいか分からず戸惑った時期もありました。積極的に説明会や座談会に参加して、その企業の魅力やメリットだけでなく、大変なこともしっかり理解するといいと思います。そうすると入社後のギャップが少なく、楽しく働けますよ」とアドバイスをいただきました。