関西電力の広報室に所属し、自社のPR活動などに取り組んでいます。事業内容や企業姿勢などを、お客様をはじめ広く社会一般の方にご理解いただくことが目的です。よりわかりやすくお伝えするために、会社案内の冊子や動画などの制作も手掛けています。各専門分野のプロと「どういった内容をどんな方向性で、どのような手法で伝えるか」について話し合い、調整しながら進行。制作物の種類や規模によっては、完成まで数カ月から1年に及ぶ場合もあります。自分の手掛けた自社紹介の作品が社外へのアピールにつながった時はもちろん、社員が見て「いい会社だなあ」と感じ、モチベーションを高めてもらった時にもやりがいを感じます。
高校生活3年間を通じて生徒会活動をしていた私は、縁の下の力持ちの重要性を理解していました。仕事においても陰ながら人々の生活を支えたいとの思いが強く、重要なインフラの一つである電力業界を選択。奈良県出身ということもあり、なじみのある関西電力に入社しました。広報に興味をもったのは、就職活動で数多くの当社社員と会ったことがきっかけです。東日本大震災の影響で電力業界に逆風が吹いていた頃ですが、私は社員一人ひとりの熱い思いに心を動かされました。企業の長所や魅力を社会に知ってもらうことで信頼を獲得でき、それが社会を支えることにもつながっていく。それを行うのは広報の仕事だと考えて志望しました。
伝統と歴史を感じられる京都で、もともと興味のあった法律を学べることから京都女子大学に入学しました。礼儀やマナーなど、とくに女性の魅力を引き出す授業を大切にしている点は大きな魅力です。法律の学びにおいても「女性の視点から家族を見た時に、どのように法律が関わってくるか」といったアプローチから考えることができました。北京大学の学生との交流をテーマとするサークル活動では、英語や中国語をスキルアップ。言葉以外でも思いが通じあえることも実感しました。ゼミでは会社法や商法を中心に研究したのですが、過去の判例から現代の問題を見極める力が、物事のつながりをしっかり考える現在の仕事に生かされています。
関西電力株式会社 広報室 メディア広報グループ勤務/法学部 法学科/憧れの町・京都、興味のある学問・法学。その二つが満たされた理想のキャンパスで過ごした四年間に、知識の修得はもちろん、人間としても大きく成長できたと話すKさん。法律をはじめとする様々な授業をはじめ、ゼミやサークル、結婚式場でのアルバイトなどを通して多くの人々と出会いながら充実した日々を満喫できたという。「入社前も現在も、人々の生活を支えたいとの思いはもち続けており、これは当社の理念にも共通しています。時代が刻々と変化する中、私自身もいろんな挑戦を通して進化を遂げていきたいと考えています」。