入学した時は本当に何も知らないところからスタートしましたが、今は東京でテレビ番組のADとして働いています。担当している番組は、一般の方に取材をして様々な人の魅力を深堀りしていく番組です。ディレクターや放送作家の方と一緒に仕事をしていくことは、すごく勉強になります。ネタ探しの方法やロケの交渉、撮影準備まで全部やるので、先輩に教わりながら頑張ってます。番組ADの仕事もしながら、自分の作品づくりもしていきたいと思っているので、自分の作品制作にも活かせるようなことを現場で勉強させてもらっています。
学生の頃は作品制作について試行錯誤する毎日でした。時には作品と向き合っていく方法が分からずに、泣きながら学校を飛び出した事もありました(笑)制作した作品を、卒業生の河瀬直美監督('89年卒)に批評してもらう機会もありました。その時にもらったアドバイスも、正直最初は全部を理解できなかったところもありました。でも作品を沢山つくっていくうちに「あの時、河瀬さんが言っていたのは、このことだったのかも」と思えるようになっていきました。今では河瀬監督や先生方にもらった言葉が、作品づくりの核になっているように感じます。 ※瀬(せ)の右側「頁は上が「刀」で下が「貝」
私はこれからの人生、ずっと映像を作り続けていきたいと思っています。「映画監督」って言っちゃうとちょっと大げさな気もするんですけど、それでも自分の作品を作り続けたいことには変わりないので、やっぱり映画監督になるのが目標っていうことになるんですかね(笑)。ありがたいことに、2年生の最後に制作した作品が「ぴあフィルムフェスティバル」というインディーズ映画のコンペティションで準グランプリを受賞(2021年)することができました。この経験が映像を作り続けられる自信にも繋がっているので、これからも自分でシナリオを書いて、自分でカメラも回して、ずっと映像とともに生きていければと思っています。
有限会社ワイエスロケーション企画勤務/放送・映画学科/2021年卒/滋賀県立堅田高等学校卒業 / 中塚さんが進路を考えだしたのは高校3年生の時でした。「大好きな音楽と映像に関われる仕事がしたい!」と思った中塚さんは、その業界を目指せる学校と出会いました。入学当初はミュージック・ビデオや音楽ライブ撮影のスタッフを目指していましたが、学校で映像の勉強していくうちに映画の世界に魅了されたそうです。在学中に制作した作品は、若き映画監督の登竜門とされる「ぴあフィルムフェスティバル」のコンペティションで準グランプリを受賞。現在はテレビの仕事に携わりながら、映画制作に向けても日々頑張っています。