普段の仕事で心掛けていることは、お客様に「心地よい時間」をご提供すること。現在勤めている百貨店の店舗ではお客様層が20代~60代と幅広く、洋服の知識に加えて、様々なジャンルの会話に対応できる力が求められます。決して長くはない接客時間だからこそ、お客様と信頼関係を築くのは難しいのですが、自分がお勧めした洋服に対して「素敵なコーディネートをありがとう」と喜んでくださると、とても嬉しいですし、良い仕事ができた!という充実感が得られます。今後は、洋服販売のプロフェッショナルとして、色彩や素材の知識をさらに吸収していきたいですし、「店長になる!」という目標に向けてマネジメントも学んでいきたいと考えています。
自分で言うのも恥ずかしいですが真面目な性格なので、学校は無遅刻・無欠席。課題もしっかり取り組みました。裁縫やデザイン画は苦手でしたが(笑)、大好きなファッションについて学び、休み時間はみんなでファッション雑誌を見ながらワイワイ盛り上がり、毎日がとても充実していました。HANAでの一番の思い出は、年に一度のファッションショーです。ファションテクニカル科の学生も一緒になって、みんなで何か月もの時間をかけ、ショーをやり遂げられた経験は、かけがえのない私の宝物です。個人的にはモデルとして一生懸命取り組み、モデル賞をいただくなど、とても貴重な経験ができたと思っています。
今思う率直な気持ちは、「HANAで良かった」ということ。頼りになる先生と、気の合う友達。本当に過ごしやすい学園生活でした。ただ、「もっと勉強しておけばよかった」と思っていることも事実です。社会人になると、学生時代のようには勉強に多くの時間を割けません。私は今、通勤時間を活用しながら勉強しています。後輩の皆さんには、「今勉強していることは、実践で役立つ知識や技術ばかりだから、一日一日を無駄にしないで!」というメッセージを伝えたい。ボタン付けができるだけで、販売の現場でとても役立ちますから、私のように裁縫が苦手な人も積極的にチャレンジして、自分でできることを一つでも二つでも増やしてもらいたいです。
(株)オンワード樫山 東京店販売第三部 カルバン・クライン プラティナム・レーベル 伊勢丹新宿本店勤務/ファッションクリエーター科 ファッションビジネスコース/2012年3月卒/「オシャレ」や「ファッション」が好きで専門学校への進学を決意。数ある学校からHANAに決めた理由は、「体験入学の時、先生と生徒の距離感が近く、明るい雰囲気を感じたから」。成長志向が強く、在学中に色彩検定(R)と販売士の資格を取得。社会に出て活躍する今も、「外国籍のお客様にも質の高いサービスを提供するために英語や中国語を勉強したい。人間的な魅力を上げていくことで、もっと多くのお客様を笑顔にできると考えています」と、力強く語ってくれた。