勉強してきたことを活かしたくて、ある程度の規模のある総合病院に就職しました。仕事は、外来カウンターの受付と会計を担当しています。病院は午前中に大変混雑します。カウターの前に、列ができてしまうほどです。みなさん、具合が悪くていらっしゃっているので、できるだけスピーディな対応が求められます。ただ、その一方で、患者さんの質問にはしっかり応えるようにしています。やっぱり、不安を解消してあげたいから。そんな私たちの対応を、よく見ている患者さんもいらっしゃいます。ときには、「忙しいのにありがとう」と言ってくださる方もいるんですよ。そうすると励みになりますね。丁寧な対応は、常に心がけたいと思います。
2年制の学科を選んだのは、1年間しっかり勉強して知識を身につけ、2年生から就職活動をスタートしたかったから。特に頑張ったのは、資格の取得です。たくさん資格があるほうが、就職に有利だと考えたからです。医療秘書技能検定2級、医事コンピュータ2級などの専門資格のほか、秘書技能検定2級、サービス接遇検定準1級など、ビジネスやサービスにかかわる資格など、合わせて10以上取得。このとき学んだことが、想像以上に今の職場でも役立っています。そういう意味でも、きちんと取り組んでよかったと思います。あと、先生が本当に親身で、入学前から将来のことをいろいろ相談にのってくれました。いつも温かい後押しがあり、心強かったです。
受付には、病院の代表電話があり、その応対も私たちが担当しています。かかってくる電話は、患者さんをはじめ、病院関係者、企業の方など、さまざまです。勤め始めたばかりのころは、相手の方が早口だと、聞き取りに時間がかかってしまったり、敬語の言い回しが難しかったりと苦労しました。でも、毎日続けることで少しずつ慣れ、自分の成長を感じて嬉しく思います。それに応じて、任される仕事も増えました。今では、たくさんの方が一度にいらっしゃる予防接種の受付も担当しています。責任も増えますが、できることが増えるたび、仕事に達成感があります。これからも、成長を目指し、もっと活躍できるようになりたいと思います。
医療法人社団 愛友会 津田沼中央総合病院勤務/医療秘書科(現:医療事務・情報学科)/2015年3月卒/高校時代はテニス部で活躍。部活を引退してからは、ファーストフード店でアルバイトに打ち込んだ。その経験から、人と接する仕事に魅力を感じるようになる。同時に、さまざまな方の役に立つ病院での仕事にもあこがれがあったため、「接客+医療」の仕事ということで、医療秘書を目指した。東京医薬専門学校を選んだ決め手は、2年制でしっかり学べることと、オープンキャンパスで先生が、将来についてしっかり話を聞いてアドバイスしてくれたこと。卒業後、無事就職も果たし、夢の職場で活躍している。