声優の仕事は、声だけで演じることです。声を生業とするわけですから、まずは基本の発声滑舌、さらに声を体で響かせるための体づくり。そして、お芝居の勉強です。僕はとにかくアニメを見ました。好きな声優さんの声を真似たり、息遣いを合わせて喋ってみたり、この時はどんな気持ちなのだろうと考えてみたり。声優はマイク前では動かず、台本を持ち、キャラクターに息を吹き込む。聞いてくださっている人の心を、声で動かさないといけない。とても繊細で技術のいる仕事です。めちゃ大変です。でも、声優だから、ロボットに乗れるし魔法使いにもなれるし、動物にだってなれる。だからこそ、この仕事に魅力とやりがいを感じます。
実際のアフレコ現場と同じ機材が揃っていて、声優の仕事と同じような場所で授業を受けられました。一年目からマイクを使わせてもらえたり、個人の練習のためにスタジオを借りられたりと、自分の力を磨くための環境が揃っています。僕が「声優になりたい」と思ったのは、「ここに入る」と決めたのとほぼ同時でした。いい声は持っていなかったし、芝居の経験も全くありませんでしたが、名古屋ビジュアルアーツ(※)ならゼロから学べると思い、入学を決めました。同じ目標を持つたくさんの仲間と共に切磋琢磨できる時間はとても楽しかったです。校舎内の雰囲気も明るいし、きっと楽しく学べる学校だと僕は思います。
たくさん学びました!芝居はもちろんですが、いろんな講師の方がいらしてくださるので、ナレーションや舞台演技、MCやダンス、アクションに歌と幅広く教えてもらいました。年に一回、公演をします。そこで舞台本番というものを初めて味わいました。緊張しましたし、でも凄くやり切ったという気持ちも強く、そこで成長できたなと深く感じました。名古屋ビジュアルアーツ(※)には他にもたくさんのコースがあります。そこから刺激を受けたり、公演のときには音響や照明を僕らと同じ学生がサポートしてくれて、助け合いの学校生活でした。今まで経験したことがないことばかりで、ちょっと大袈裟かもしれませんが、人生が楽しくなりました。
アクセント 所属/パフォーミングアーツ学科(声優コース)/2022年卒/「子どもの頃、ヒーローになりたいと思っていました!声優ならヒーローになれると思ったので、声優を目指すようになりました。」と北川さん。高校卒業後、名古屋ビジュアルアーツ(※)のパフォーミングアーツ学科声優コースに入学。現在、アクセントに所属し声優として勢力的に活動中!(※2024年4月、名古屋ビジュアルアーツ・アカデミーに校名変更)