保育士として2年目の私は、0歳児を任されています。園では、一人の保育士が同じ子どもを継続して受け持つ担当制を採用していることから、1人ひとりと親密な愛着関係を築けるのが良いところです。0歳児は、まだ言葉が話せないため、こちらが表情を読み取って対応する難しさはありますが、お洋服を着替える時に「ぐんぐん」「ぬぎぬぎだよ」と言うと伝わるのは本当にかわいいです。また、夏祭りで5歳児の子ども達がつくったカレーを一緒に食べた時も、本当に楽しそうで、こちらも幸せな気分になりましたね。こんな風に日々子ども一人ひとりに寄り添う内に意思疎通ができるようになり、成長を間近で見られるのは仕事のやりがいです。
大阪保健福祉専門学校は先生との距離が近い学校で、現場で使える様々なことを教えていただきました。たとえば、連絡帳を書くときの注意点や製作のコツなど。保育や幼児教育の経験豊富な先生方から教えていただいた現場の話は、自分が保育士になってから「先生の言っていたことはこのことだったんだ!」と気づくことが多いです。また、2年間で保育士を取得した後の学生3年目は自由な時間が多く、クラスメイトの大半が保育士としてアルバイトをしていました。色んな保育現場の話を聞いたり意見交換をしたり、会話の中心が子どもたちの話になっていたのが印象的です。保育士として実践を重ねながら+αのことを学べた貴重な期間でした。
この学校で学んで良かったと思うのは、2年で保育士になれて、+1年で幼稚園教諭免許も取得できる制度があったこと。2年制の場合、2年になってすぐ就職活動をするため、心に余裕を持ちにくいですが、2年+1年だと、2年間腰を据えてじっくり勉強や実習に打ち込めます。そうして残りの1年は、保育士資格を持った状態で保育現場で働きながら、就職活動も余裕を持ってできますし、幼稚園教諭の資格取得の勉強もできます。私の場合は、今の園で週3日アルバイトすることで、実際に働いてみないとわからない雰囲気や保育スタイルを見て知ることができました。+1年で、職場のことをより深く理解してから正職員になれたのは良かったです。
社会福祉法人耀き福祉会 保育園千里山キッズ勤務/保健保育科/2024年卒/自分自身が保育園に通っていた時、誰にでも分け隔てなく優しい保育士に出会ったことから、自分もめざすようになった榊原さん。そこからずっと想いは変わらず、高校の時に学校選びをする中で、大阪保健福祉専門学校の実践的な学びと海外研修があることにも魅力を感じて入学した。