東京衛生アドベンチスト病院の内科病棟で患者さまのケアをしています。内科病棟は疾患の急性増悪や内視鏡等による検査目的などの患者さまが入院されます。私は、患者さまの治療の補助や清潔ケア、不安の傾聴を行っています。心不全や肺炎等の多様な疾患の方がいらっしゃり、様々な知識を活用して看護するため、常に学びがあります。日々、看護していく中で、疾患や患者さま自身を幅広い視点で見ていくことの大切さと難しさを学びました。入院中、辛い表情でベッドで安静になさっていた患者さまが治療により元気になられ、自らの足で歩いて笑顔で退院なさっていく姿を見ると、嬉しさとともに看護師としてのやりがいを実感します。
三育学院大学では自然豊かな大多喜キャンパスで、約2年間、学年混合の部屋割りで寮生活を送ります。同じ夢・目標を持つ仲間たちとひとつ屋根の下で暮らしますが、学習に集中できる環境で共に勉強することで、実習や卒業研究、看護師国家試験勉強を乗り越えることができました。友人が頑張っている姿を見て、自分ももっと頑張ろうと刺激を受けたこともあります。医療はチームで行うため、様々な職種の方と関わります。学生時代の寮生活を通して、コミュニケーションの大切さや他者を思いやる心を養えたことが、現在の自分にとてもプラスになっていると思います。
3年次の領域別実習で患者さまの話を傾聴する「牧師実習」を受け、時間をかけて患者さまの話を傾聴し、心にまで寄り添うことが全人的な看護につながることを学びました。入院中の患者さまは疾患の増悪や環境変化などにより、多くの不安を抱えていらっしゃいます。現在も傾聴する姿勢を大切にしていますが、キリスト教を基盤とする三育学院大学だからこそ学べたことであると感じています。また、三育学院大学はグローバルに系列病院や大学があり、希望者は2年次にアメリカのロマリンダ大学で学べます。コロナ禍でも系列病院で実習に臨むことができ質の高い看護を学べたのは、幅広いネットワークのある三育学院大学の大きなメリットだと思います。
東京衛生アドベンチスト病院 内科病棟/看護学部看護学科 卒/2022年卒/三育学院大学卒業後、東京衛生アドベンチスト病院に入職し、内科病棟に配属。学生時代に苦楽を共にしたかけがえのない仲間たちとは、看護師になった現在も会って互いに励まし合いながら、研鑽を積んでいる。