私の勤める株式会社ジーンは数々の人気ゲームに携わっており、クリエイターにとっては憧れの会社です。専門学校時代、当社の人事担当が学校を訪問され、ゲーム作品を見ていただいたのがきっかけで入社しました。現在はプログラマーとして勤務しています。これまで、そして今もプレイヤーとして遊んでいるゲームに「作る側」からも携わることで、ゲームに対する見え方が広がりました。ゲームを遊ぶ中でも、その仕組みや体験などにさまざまな気づきを得られるようになり、さらに「その気づきを仕事に活かせないか」という発想を持つようにもなりました。この様にゲームという自分の好きなものを多面的に見て、深く関われるのが何よりの魅力です。
小学生の頃からゲームが好きで、格闘系からRPGまでさまざまなジャンルを楽しんでいました。何人かで一緒に遊んだり、新作の話題で盛り上がるなど、友達とのコミュニケーションツールになっていた気もします。少し大げさに言えば、人間関係や人格形成にも影響がありましたね。趣味としてゲームを遊ぶ中で、ある頃から「このゲームのこの要素はこんな方向性でも活かせるんじゃないか?」といった遊びの発想や、「このゲームのシステムはどんな仕組みで動いているのだろう?」といった作り方に対しての興味を持つようになり、「作る」側としてゲームに関わりたいという意識が向上。それを仕事とするために「プログラマーになろう」と決意しました。
オープンキャンパスに参加した際、実習授業が豊富で「実際に手を動かしながら楽しく学べそうだ」と思い、入学を決めました。学校ではプログラミングはもちろん、デジタルゲームを制御するのに必要な知識や、ゲームを面白くする、売れるようにするための視点など、大切な要素をたくさん学びました。数学の要素も必要ですが、ベクトルをどう活用すれば、ゲーム内のキャラクターがどう動くかなども教わるので、中高時代より楽しく取り組めます。その上で何度もゲーム制作を行い、自分の力で作りきる大変さ、楽しさを体験的に知ることができました。ゲームのアイデアをパワーポイントにまとめて発表する授業も、プレゼン力の向上に役立っています。
株式会社ジーン 第1開発部/ゲームプログラミングコース/2023年卒/ゲームを“遊ぶ側”から“作る側”へ関心が変わったことからクリエイティブ系の専門学校へ入学し、現在はプログラマーとして活躍中の守安さん。在学中は、オリジナルのゲーム作品が全国規模のコンテストで上位の成績を獲得している。「ゲームを愛する皆さんへ。もしも“遊ぶ側”から“作る側”への転身を考えるなら、いま夢中になっているゲームに関して、ただ単に遊ぶのではなく、『なぜこんな楽しいんだろう?』といった疑問を持つことが大切です。また、私の母校には『人を楽しませること』に関心がある方にピッタリな学びが用意されています」。