歯科衛生士として、患者さんへ虫歯や歯周病予防のための歯磨き指導、ホワイトニングを行っています。今の勤務先を選んだ理由は、研修制度がしっかりしていること。月に2回、院内研修の時間が設けられているほか、入社後3カ月間は先輩が付きっきりで指導してくださるので、学べる環境が整っていると感じたのです。この仕事に興味を持ったきっかけは、小学生の頃に歯の矯正のために通っていた歯医者で担当してくれた歯科衛生士さんでした。患者さんと時間をかけて関係性を築いて、笑顔にしてくれる方だったんです。今、私も患者さんから「またあなたにお願いしたい」と言っていただくと、心から嬉しくなり、また頑張ろうという気持ちになります。
学生時代は同級生ととても仲が良くて、休みの日にみんなで遊びに行くことはもちろん、積極的に実習練習に取り組んだり、授業でできなかったことを放課後に復習したりと、思い出がたくさんあります。特に、3年生の頃は国家試験に向けてほぼ毎日一緒に勉強していました。お互いに助け合い、励まし合いながら過ごせたことが、私の合格の鍵となったことは間違いありません。授業では、実際に臨床で働く先生の話を聞いたことで、自分はどんな衛生士になりたいのか、具体的な目標が定まりました。歯科のことだけでなく、社会に出たときの常識やマナーを学べたことも良かったですし、就職や国家試験対策について詳しく聞けたことも心強かったです。
学校は知識や技術を学んでいく場所です。そのため、仲間と協力し合いながら常に向上心を持って、楽しく、いろいろなことを学んでほしいです。その中で、さまざまな人と関わりを持ち、自分の中に引き出しをたくさん作っておくことで、後々その経験を活かすことができます。私も、同級生だけでなく、講師の先生方とも積極的にコミュニケーションを取りました。そうして多くの引き出しを作れたことで、実際に臨床の現場に出てから患者さんとの信頼関係を築くコツが分かり、楽しく仕事ができています。また、コミュニケーション能力は同僚や患者さんと接する際などに必要とされ、歯科業界で活躍するためには知識と同じように重要だと思います。
三好プリベント歯科 勤務/歯科衛生士学科 卒/2022年卒/オープンキャンパスに参加した際、困ったことや悩みがあるとすぐに話を聞いてくれる先生方がいることを知り、本学への進学を決めたという濱松さん。仕事上でのコミュニケーション能力の重要性について教えてくれたが、職場内での例も聞いてみると「空き時間などに、同期の人から担当した患者さんに対する伝え方についてフィードバックをもらうことがあります。そうしたことから改善点を導き出すことで日々の成長に繋げています」。他にも、先輩や先生からさまざまな症例について共有してもらうことでも成長していけると語ってくれた。