「スポーツは現場で起こる」というコンセプトで、アスレティックリハビリテーションのエッセンスを活用したトレーニング指導をしています。昨今、トレーニングでは「生態学的なアプローチ」という考え方が注目されています。生態学とは簡単に言えば、生物と環境や生物同士の相互作用を考える学問です。スポーツ医科学という“枠組み”でスポーツを計測・評価するとその“枠組み”だけの結果を示すことになりますが、実際の現場では、生態学的要素が複雑に絡み合う状態の中でアスリートはパフォーマンスを発揮します。つまり、パフォーマンスの向上には“枠組み”に捉われない生態学的要素を含んだトレーニングが必要です。
私は現場を大切にして、このアプローチを試み、トレーニング指導や研究を行い、アスリートのパフォーマンスの向上に努めています。
スポーツ・健康コースでは、「自分らしくスポーツに関わり、地域の人々に希望を与え、生活を豊かにする力を持つ人材」を目標に、スポーツを楽しむだけでなく、その社会的な価値や影響について学びます。マネジメントやトレーニング、ビジネスなど、幅広い専門知識と技能を磨きながら、地域の実践フィールドでスポーツを多角的に学び、キャリア形成につながる企業との出会いを経験できます。「活かせる、役立つ」専門性を身につけ、スポーツの力ですべての人のWell-Beingをかなえる将来をめざすことができます。
社会とスポーツの「現場」は多くの共通点があります。「現場」を大切に積み重ねた経験を活かして、皆さんの可能性を最大限に広げたいと考えています。本学での学びを通して、自身の可能性を広げてみませんか?
Long Island University, Brooklyn Campus 健康科学部運動生理学専攻修士課程修了 Master of Science。National Athletic Trainer’s Association公認アスレティクトレーナー(米国医療従事者)、NSCAジャパン公認パーソナルトレーナーを取得。また、the Certificate in WORKLOAD MANAGEMENT IN FOOTBALL 及び the Certificate in SPORTS PSYCHOLOGYFOR ATHLETES DEVELOPMENT by FC Barcelona(Barca Innovation Hub)を取得。