「日本人は褒めるのが苦手」という言葉を聞いたことはありませんか?例えば海外で家を訪れた時に、欧米人は「Wow I love your shirt !」「This soup is amazing !」といったように大きなリアクションで褒めますが、日本人は黙って聞いているというケースが多く見られます。もちろんこれは文化の違いによる差でもありますが、海外では相手と良い関係性を築くために「褒める」という文化があります。このように異文化間でのコミュニケーションにおいては、時に文法や発音以上に、その国のマナーや文化、価値観を理解することがとても重要になります。和洋女子大学での学びを通して、異文化を理解し、国や人種、文化の壁を超えた人対人のコミュニケーションで、これからのグローバル社会を生きていける女性になってほしいと考えています。
河内山先生が指導する「異文化コミュニケーション」の授業では、異文化の価値観やコミュニケーションスタイルについて学びながら、実践的なコミュニケーション能力を高めていきます。空港や機内での会話をロールプレイで実践したり、時事問題や社会問題についてディスカッションしたり、興味のある国を1つ選んで旅行プランを作成してプレゼンテーションしたり、多彩なプログラムを実施。英会話の実践と異文化の理解をバランスよく組み込みながら、英語で考え、英語で質問し、英語で答えるコミュニケーション能力を身につけていきます。
「英語は好きだけど苦手意識もある…」。そんな悩みを高校生のみなさんからよく聞きますが、英語コミュニケーション学科では「好き」という気持ちが何よりも大切です。少しでも興味があるならぜひ挑戦してください!
専門:異文化コミュニケーション、英語教育学、談話分析
慶応義塾大学文学部文学科英米文学専攻卒業。University of Pennsylvania, Master of Science in Education修了。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。現在の研究課題は、日米における異文化間コミュニケーション。男女の会話の差、褒め言葉における日米の違いなどについて分析している。