あなたにとって身近な建物とは?そんな質問を考えたときに頭に浮かぶのは、ショッピングモールやスーパーマーケットなどの商業施設です。子どもの頃から過ごしてきた場所として楽しい思い出がたくさんあります。私が建築業界を目指したのもそれが理由。小売店や飲食店、映画館などを内包する大型ショッピングモールから、地域密着型のスーパーマーケット、スポーツクラブまで、様々なタイプの商業施設を手掛けてきました。建築施工管理技士として建設現場に立ち合ったときに、「オープンいつですか?楽しみです」との言葉を地域の人がかけてくれたときはとても嬉しかったです。自分が関わった建物が多くの人に愛され、利用されることがこの仕事の醍醐味。今は現場から離れていますが、自分の手で建物を作ることの魅力を学生たちに伝えていきたいです。
建築科(夜間部)の特徴は、2年間で即戦力となる建築技術者を養成する密度の高いカリキュラム。建築の初歩から建築計画・建築施工・建築設備などの専門知識まで学び、住宅設計を中心に製図の基本技術を身につけます。「とくに夜間部は仕事と両立して資格取得を目指す多忙な学生が多いので、知識と共に効率的な勉強方法を教えるように心がけています」と、伊東先生。「令和2年の建築士法改正により、実務経験がなくても一級建築士の受験資格を得られるようになりました。今以上の努力は必要ですが、頑張ってチャレンジして欲しいですね」
理系の知識が無くても大丈夫!最初は誰でも初心者です。わからないことがあれば担任の先生に相談してください。大切なのは「建築が好き」という気持ち。青山製図では、一人ひとりをフォローする体制を整えています。
専門:建築施工管理技士
略歴:2006年、青山製図専門学校入学。卒業後、2008年に工学院大学に編入。2011年、(株)イチケンに入社。商業施設の施工管理業務に携わる。在職中に1級建築施工管理技士(国)を取得。2019年より青山製図専門学校の専任講師に。建築科(夜間部)では担任を務めるとともに、「建築材料」「建築施工」「建築製図II」の科目を教えている。