こんな先生・教授から学べます
身近な疑問や気づきを研究につなげてくれる先生
最初に心理学に興味を持ったのは、小学生のころ。解離性同一性障害（いわゆる多重人格）を取り上げた番組を見て、トラウマに耐えて生き抜くために新たな人格を作るという複雑なメカニズムを知り、人間の強さと脆さを感じました。また、「人間の心についてもっと知りたい」と思うようになり、人間と向き合う臨床の道へ。一方で生物など理系科目も好きで、情報処理の観点から人の心を研究する認知心理学にも興味を持ちました。そのため、認知心理学的な観点から臨床心理学にアプローチをする認知臨床心理学を研究の専門分野としています。病院勤務やスクールカウンセラーの経験を通じて、福祉や社会からのアプローチがなければ解決できないことが沢山ある一方で、心理学でなければ解決できないことも沢山あると感じ、臨床心理学の面白さを再認識しました。
心理学は理系も文系も目指せる、入口の広い学問です。
演習から実習へ。学生一人ひとりの個性を理解したきめ細かな指導が特長。
心理学科の特徴は、臨床心理士や公認心理師の主な職域である5分野（教育、保健医療、福祉、司法・犯罪、産業・労働）のうち、司法・犯罪を除いた4分野で見学実習や参加型の実習を経験できることです。3年生の心理演習でロールプレイや事例検討を通して心理支援の基本的な知識や技能について指導したうえで実習に送り出します。3年次のレポートのやりとりなどを通じて、学生一人ひとりの個性を理解しているので、実習時にもきめ細かなフォローができる。だからこそ、学生は実習で多くの気づきを得ることができるのです。
ゼミでは、学生間のコミュニケーションを重視。対人関係のスキルも身に付きます。
心理学は身近なことが研究テーマになる、入口の広い学問です。
一人暮らしの寂しさ、推しへの感情などなど。私のゼミでは、身近にある気になることを卒論のテーマに選ぶ学生が多いです。心理学はなんでも研究テーマになる楽しい学問なので、一緒に楽しく学びましょう！
伊里 綾子 専任講師
資格：臨床心理士・公認心理師
専門分野：臨床心理学、認知臨床心理学
研究テーマ：抑うつ症状に関連する認知の特徴と、その改善の方法について
略歴：筑波大学大学院 人間総合科学研究科3年制博士課程 ヒューマン・ケア科学専攻 修了 博士（心理学）
立正大学 心理学部 特任講師、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子医学・医療部門 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部 研究員を経て、現職。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。
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