作業療法士に必要なのは、患者さんの病気の原因と発生する症状からどのような苦しみを抱えているのか考えられる想像力。作業療法士が行う検査方法も学ぶので実技技能も身につくとのこと。袴田先生にお聞きしました。
私が担当している講義内容は、身体障害作業療法治療学で、様々な病気の機序、病態、後遺症を学びます。近年、日本では高齢者の増加に加え、生活習慣の著しい変化に伴い疾患の傾向も変わりつつあります。また、現代医学の発展に伴い、命が助かることは増えましたが、後遺症に苦しむ人々は増えており、リハビリテーションの必要性は増している印象を受けるので、作業療法士はさらに求められる存在となっていくでしょう。
卒業後は、一般病院に就職する方が多い他、介護保険下で行われている、通所・訪問リハビリテーションに入職される方もいます。作業療法士は、精神障害・身体障害・発達障害など幅広い分野で必要とされているので、きっとご自身にあった仕事、やってみたい仕事が見つかるでしょう。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。