クリエイティブな仕事は、センスがなければできないのではありません。やりたいことへの「好き」という気持ちを強く持つことこそが、道を切り拓くために必要なことだと思っています。そのためにはまず、広く関心を持って行動することが大切。私自身、最初は「エンターテイメントが好き」という思いから、どうすれば力をつけられるかと考え、海外へ行くことに。現地で働いて腕を磨いてからデザイン事務所を設立し、新しく開業するお店のロゴデザインや広告、Webデザインといった広報業務に多く携わりました。経営者の思いに寄り添ったアイディアを提供することで喜んでもらえるのが嬉しかったですね。結果、自分の腕を高く評価していただくことにも繋がりました。自分の「好き」を追究することこそ、夢を叶える最善の方法だと思います。
顧客が本当に満足する広告とは何かを分析することから始まり、表現したい作品を作るためのレイアウトや配色、Webデザイン技術等、幅広いデザインの知識と技術を教える川畑先生。イラストが得意な学生には、よりそれを有効に活用できるデザイン制作を、Webでの映像を含めたScripts系が得意な学生には、動的なサイトの制作に挑戦させたりというように、個々の特性を伸ばす指導を行っています。また、毎年行われる企業向けの作品発表会「クリエイティブフェスティバル」で、作品の魅力を伝えられるプレゼン能力も養っています。
本当にやりたいことがあれば、自然と目標に向かって行動を起こすもの。一つひとつ成し遂げた結果が自信となり、必ず道は拓けます。まずは「プロになる」という思いを持つことがクリエイターへの第一歩です!
デザイン系の専門学校を卒業後、カナダへ1年間のワーキングホリデーを経験。帰国後は専門学校の専任講師に就任し、マルチメディア学科の創設にも携わる。9年間勤務し、ニュージーランドへ。現地情報誌の専任デザイナーとして働いたのち、デザイン事務所を起業。ショップブランディングから店舗デザイン、HP制作まで幅広く従事する。帰国してからは東京の大企業に勤め、現在は大原学園にてクリエイターコースを担当している。