
星や銀河、そして生命の起源はどこにあるのか。そんな壮大な謎を「電波」という目に見えない光で解き明かすのが電波天文学です。この研究室では、観測に必要な観測装置そのものを自分たちの手で作り上げています。ミリ波やテラヘルツ波を捉える超伝導技術を駆使した観測装置開発を行っています。自作した観測装置を南米チリの標高5000mの砂漠やグリーンランドといった、過酷な環境にある巨大な望遠鏡に載せ、未知のデータを取得します。ものづくりから宇宙の謎の科学的な解明まで、すべてを経験できるのが最大の魅力です。宇宙の誕生というロマンを追いかけながら、実社会でも役立つ高度な技術を身につけ、北見から宇宙の深淵へ一緒に探求してみませんか。

観測装置を用いて、宇宙から届く電波の解析・分析を行います。
観測装置を設計し、組み立てることから学びが始まります。学生たちは3D CADを使ってモデルを作り、実際にネジを締めるところから装置を形にしていきます。扱うのは、マイナス270度以下まで冷やして感度を高める超伝導技術などのハイレベルなものばかり。試行錯誤を繰り返しながら「世界にここだけ」の装置を作り上げる過程で、実践的な問題解決力を養います。プログラミングによるデータ解析も行い、宇宙の姿を自分の手で可視化する感動を味わえる、刺激的な環境です。

学生それぞれの科学的好奇心を背景にして、開発に取り組めるようにしています。
開発した装置は、チリのアタカマ砂漠やグリーンランドといった世界でも限られた場所に設置された望遠鏡に搭載されます。学生も実際に現場へ赴き、巨大なアンテナを動かして観測を行うチャンスがあります。さらに、国内外の研究機関と協力する国際的なプロジェクトにも参加。世界中の研究者とコミュニケーションを取りながら最先端の科学研究に貢献できる経験は、将来どのような分野でも役立つ大きな自信になります。壮大な宇宙の謎に挑む日々を通じて得られる確かな技術とグローバルな感覚は、あなたの未来を切り拓く大きな力になるはず。

新しい発想で「ものづくり」に挑戦したい人は、研究を通して大きなやりがいを感じられます。
宇宙の謎にワクワクする人や、自分のアイデアを形にしたい人にぴったりです。数学が少し苦手でも、確かな「知りたい」という意欲があれば大丈夫。試行錯誤を楽しみ、新しい世界を切り拓きたい方を歓迎します。
竹腰 達哉先生:情報工学・宇宙理学を学ぶ新しいコースでは、3年次から宇宙と情報の融合分野を学び、4年次から研究室へ配属されます。電波天文学、宇宙物理学を専門とし、観測装置の開発やビッグデータ解析、シミュレーションなどを幅広く学習。国内外の研究現場と連携し、実践的なエンジニアリング技術と国際性を備えた、次世代の科学技術を支える人材を育成しています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。