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私立大学/宮城

ミヤギガクインジョシダイガク

健康に暮らすための意思決定ができる仕組みを研究する

生活科学部 食品栄養学科 緑川 早苗 教授
◆先生の取組み内容
内分泌代謝学を中心とした内科学を専門としています。2011年以降、福島県では若い人たちの甲状腺がんを調査するスクリーニング(検査)が行われています。福島の住民の被ばくは甲状腺がんが増加するほど多くありませんでした。甲状腺がんの中には一生症状がでないものもあり、それらまでも診断してしまうことを「過剰診断」といいます。過剰診断を受けると身体や心に様々な不利益が生じ、その人の人生が一変してしまいます。誰しも「癌」という言葉に不安を覚えると思います。スクリーニングは義務ではないので、スクリーニングを受けることのマイナス面を事前に正しく理解してもらい、意思決定ができる仕組みを作りたいと考えています。それが私の研究課題であり、ライフワークとなっています。

◆授業・ゼミの雰囲気
『患者の気持ちを理解し、食事面から健康をサポートする管理栄養士を育成 』

管理栄養士になるためには医学の勉強が必須。先生の講座では、その中の解剖生理学と診察診療学を学びます。現在も臨床医として第一線で活躍する緑川先生が、一貫して大切にしていること、それは、≪患者の言葉を伝える≫ことだそうです。「病気だけを知っていても、うまく栄養指導はできません。その病気にかかった人が、どんな風に思ったり、どんな考えをしているか。28年の経験をいかし患者それぞれの生の声を学生に伝え、病気をもつという事の気持ちを想像してもらえるよう心がけています」と、緑川先生は語ってくれました。
宮城学院女子大学(私立大学/宮城)
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