
大切にしているのは「パフォーマンス」と「学びの場づくり」。「パフォーマンス」とは実際に体を動かし、他者と関わること。行動をためらう学生には「まずやってみよう」と声をかけ、勇気を出して一歩踏み出すことを促しています。また、より良い「学びの場づくり」のため、気軽に挑戦できる「遊び」を導入。「遊びこそ発達の原点」という考えで、学生たちが楽しんで勉強に取り組めるよう工夫しています。これらを基礎に取り組んでいるのは、性教育。最も身近な学校の先生が性について指導できるようにとの考えから、性教育に対応できる教員の養成がライフワーク。教職課程の授業で性に関する指導法を実践したり、自身の講演会で学生にファシリテーターとして企画から関わってもらったり、経験を積んで「学びの場づくり」ができる教員を養成しています。

学生たちが卒業論文の発表の過程で徐々に成長していく姿を見るのが、教員として一番嬉しい瞬間だという
3・4年生合同ゼミのテーマは「共同」。最初はボードゲームなどの遊びからスタートし、「楽しいからもっと学びたい!」と思えるように工夫。「3年生企画」の課題では「ゼミのテーマソング作り」「特別支援の性を語る」「お菓子で家づくり」など、学生自身がテーマを考え、仲間と一歩を踏み出し、大盛況だったという。また「教職論」の授業では、教員としての「パフォーマンス」を毎回練習し、最後は実際の授業運営に挑戦。最初は不安そうだった学生が、自然に仲間と支え合いながら堂々と教員として成長していく姿は、先生の誇りだ。

カードゲームなどの遊びを通して関係性を構築。仲間意識が生まれ、自然と学び合う集団になるという
私一人ではより良い学びの場は作れません。受け止め支えてくれる仲間が必要です。私達は私達を超えるパフォーマンスを目指したいと思っています。自分の殻を破り、まだ見ぬ未来の自分になりたいあなたと、一緒に。

「パフォーマンス教職入門 -みんなで一緒に育つために』「多様な性を生きる子どもを知る」などの著書も豊富
専門:教育心理学・性教育。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。博士(教育学)。2016年4月より国士舘大学文学部教育学科専任講師着任。2022年より現職。小・中・高等学校での性教育講演会講師、教員研修講師、児童養護施設の職員研修講師、看護実習指導者講習講師など「教えと学び」の場づくりを現場とともに実践している。大切にしている言葉は「さすが私達!」。趣味のバンド演奏ではドラムボーカルを担当している。
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