
児童福祉領域における子育て支援、特に里親家庭の養育を中心に、20年以上にわたり研究と心理支援活動を行っています。近年は、児童虐待や実父母との分離など、さまざまな困難を抱えた子どもたちを、地域でどのように支えていくかという課題に取り組んでいます。
支援を考える際には、専門家の視点だけでなく、地域で暮らす人や支援を受ける当事者の声を尊重する姿勢を大切にしています。福祉に限らず、医療や教育など、関連する分野の実践からも学びを得ながら、地域に根ざした支援のあり方を探究しています。子どもや家族、地域を支えるためには、優しさや思いやりだけでなく、知識やスキル、そして地域のネットワークが欠かせません。目の前の一人ひとりのニーズを丁寧に理解し、状況に応じて柔軟に対応できる心理職の育成を目指しています。

ゼミ生と福祉施設を訪問。利用者の話を聞き、当事者の声に直接触れながら支援のあり方を考えます
講義では理論に加えて、感情移入を通じた学びを大切にしている福島先生。当事者の手記やインタビュー映像、モデル事例などを用い、学生がさまざまな課題を自分事として捉え、感じ取り、何ができるのか考える力を養います。感情移入がつらい、難しいと感じる経験も、将来の仕事選びや自分の適性を知るための大切なプロセス。ゼミでは、親役と子ども役に分かれた「ほめ方・叱り方」のロールプレイや、赤ちゃん人形を用いた抱っこ・おんぶ・なだめの体験なども行います。学外見学など、学んだ知識と現場をつなげて考える機会も設けています。

赤ちゃん人形を用いた抱っこ体験。子どもがなぜ泣くのかを理解するだけでなく、なだめる実践力も養います
「心理学に興味はあるけれど、将来は決まっていない」「人の役に立ちたいけれど、自信がない」そんなあなたを私たちは歓迎します。さまざまな専門をもつ教員と実践的な学びの中で「私らしい道」を見つけてください!

学生時代は競技ダンス部に所属していた福島先生。卒業論文やゼミの発表で主体的に学ぶ楽しさに目覚めたそう
専門:臨床心理学、福祉心理学、家族心理学、コミュニティ心理学
日本女子大学人間社会学部心理学科卒業、聖徳大学大学院修了(児童学修士)。聖徳大学大学院在学中から児童相談所に勤務し、そこで出会った里親養育支援をテーマに研究を開始。2人の子どもの出産を経て、日本女子大学大学院にて博士号(心理学)取得。日本女子大学助教、講師を経て、2022年4月より、跡見学園女子大学心理学部にて教鞭をとる。
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