現在は市川市役所の福祉部生活支援課に所属し、困りごとを抱えている方々への支援を行なっています。ご自宅を訪問してお話を伺ったり、電話で対応したりと、一人ひとりの要望に合った形で、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけています。悩みを抱えていた方が支援を通じてそれらを解消し、よりよい生活を送ることができるようになった時には、誰かの幸せに賃献する今の仕事に誇りを感じます。こうした接客対応だけでなく、他の部署や医療機関など、様々な人と関わりの中から学ぶことが多い環境です。今後も市民一人ひとりに適切なサービスが提供できるよう、初心を忘れず、幅広く知識の修得に努めていきたいと思います。
大学時代は、「地域プロデューサー養成プロジェクト」等のアクティブラーニングに積極的に参加し、社会人としてのコミュニケーション力の基礎を培うことができたと感じています。地域住民の方々とのディスカッションを通じて、その地域ならではの課題を住民の方々と一緒に解決していく面白さや難しさを痛感しました。理想的なビジョンを伝えるだけではなく、具体的な数値や事例を提示することにより、相手の納得度が向上するという学びは、社会に出た今も仕事に活かされていると実感しています。また、会計学を専門とする吉田ゼミに所属したことで、ビジネスを通じて社会課題を解決する姿勢を養うことができました。
大学入学前から漠然と「地域に貢献したい」と考えていました。大学のアクティブラーニングでは、普段の生活では関わることができない方々と接したり、対話したりすることができ、「地域貢献とは何か」をより具体的に考えられるようになりました。また、実際に市役所の方や地域の方々との関わる中で、自分も熱意を持って地域の発展に貢献したいと思い、地方公務員になることを決意しました。困っている方々の生活をより良くしていくためにも、大学時代の福祉関連の学びを活かし、また常に学ぶ姿勢を忘れず、一人ひとりに寄り添いながら地域に貢献していきたいと考えています。
市川市役所 福祉部 生活支援課勤務/人間社会学部 人間社会学科/2021年3月卒/山形県立鶴岡南高等学校出身。アクティブラーニングの活動に魅力を感じ、課外活動を通して地域貢献について学びたいと思い、千葉商科大学へ進学したという山田さん。「就職活動に関連する授業が充実していて、敬語や基本的なマナーなど、社会人としての基礎的なスキルを身につけることができました。その学びは、幅広い世代の方と関わることの多い現在の仕事でも大いに活かされていると実感しています」と語る。