子どもたちは遊びの中で様々なことを学びます。その楽しむ力を育んでいくことが保育者の役割であることを学生たちに教えている怡土先生と、保育者や小学校教諭を目指す怡土ゼミの学生さんにお話を聞きました。
子どもたちは思いっきり体を動かしたり、身体全体で表現したりすることが大好きです。その伸び伸びとした遊びを保育現場で引き出す技術を、身体表現あそびを実践しながら身につけていきます。身体表現あそびにはゴールや否定がなく、子どもたちは表現したそのものを先生に認められたと感じ、人前でも自信を持って表現できるようになります。空想の世界で遊ぶ子どもに負けない発想の言葉掛けや動きを、実際に楽しみながら学びます。
初等教育コースでは教科ごとに実践的な指導方法を学ぶことができ、さらに授業前に集中力を高める児童への配慮の仕方など、現場で必要となる力を身につけることができます。また教員経験が豊富な先生も多く、先生からもらった具体的なアドバイスは実習でもすごく役に立ちました。怡土先生の講義「健康」では学級で簡単にできるレクリエーションやICTの活用についても学び、実習で実践できたので今後も磨いていきたいです。
小学生の頃から保育者への憧れがあり幼児保育コースに入りました。ここでは実践的に保育を学べ、特に実習指導では指導案や日誌の書き方、現場の先生の講話を聞いたり、自分が先生役となって模擬保育をしてみたりと多くのことを学べます。身体表現は一人ひとりの個性が出るので面白く、将来はそんな遊びが中心の公立保育所で自由保育に関わりたいと思っており、習得した支援方法や言葉掛けを保育者になって役立てたいです。