
主にICU(集中治療室)の患者さんとそこで働く看護師のメンタルヘルスを研究しています。
看護師として務めていた際、患者さんの多くがICUでの苦しい経験が心の傷となりPTSDのような症状があったり、また、そこで働く看護師も本来提供したい看護ができないなどのもやもやが積もって離職につながっているということが分かりました。
そこで私は、患者さんにICUにいるうちから精神的なケアをしたりICUでの経験が記憶にどう残っているかの研究を行ったり、看護師にはカンファレンスで十分に発言できるよう専門性を上げる支援体制を構築したり、自信を持って看護実践していけるよう、その人の強みを引き出し肯定感を上げるプログラムを開発したりしています。また、そのプログラムは、将来研修プログラムとして活用されることを目標にしています。

「一人ひとりの患者さんにとって必要な看護はなにか」を考えられるように教育するのが大切と考えています
山内先生をはじめ臨床経験が豊富で認定看護師や専門看護師というスペシャリストの資格を持つ先生などから、臨床の現場感覚を持った授業が受けられます。
また、「地域で活躍できる看護師を育成する」コンセプトにより、学内演習時に地域の住民に模擬患者として参画してもらいコミュニケーションを図ることで、病院などの施設実習時の心理的ハードルを下げたり、本学の特長を活かし、総合情報学部の先生が授業したり、両学部合同で授業を行うなど「情報に強い看護師を育成する」カリキュラムを導入しています。

「教科書に書かれていないことがたくさんあります。私たち教員の豊富な臨床経験を伝えたい」と語る山内先生
看護師は国家資格なので、生涯にわたって仕事が続けられます。さらに、専門性の高い認定看護師や専門看護師、医療行為ができる特定看護師などの資格取得も働きながら挑戦できる、キャリアビジョンが広がる職業です。

看護学会では、将来増加すると言われている心不全患者の再入院率を下げるための看護援助にも携わられている
東京情報大学看護学部教授・学部長。
専門分野は臨床看護学、特にクリティカルケア看護や循環器看護、看護倫理の分野で活躍されています。
千葉県の病院で17年間の臨床経験を積んだ後、複数の大学で教育・研究活動に従事。現在は、日本循環器看護学会や日本腎不全看護学会などで重要な役職を務められています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



