工場などで機械を使用する際には、頭髪や衣服が巻き込まれないように正しく着衣できているかチェックする必要があります。しかし、人が目視で確認するとどうしても見落としが生じてしまいます。そこで、卒業研究では、深層学習を用いて着衣状況を判断する自動服装点検システムの構築に取り組みました。
卒業研究で取り組んだ画像認識についてさらに専門性を高めたいと思い、未来科学研究科ロボット・メカトロニクス学専攻に進学して、研究を続けることに決めました。大学院では、よりスケールの大きなテーマに挑戦する予定。数式をもとに、画像や音声、言語などのデータを自動生成する方法を模索しているところです。
高校の頃から数学が好きだったため、数学に重きを置いている東京電機大学に魅力を感じました。機械、電気、情報、制御と、ものづくりに関して幅広く学べることがロボット・メカトロニクス学科を選んだ理由です。
ライントレースロボットを製作した1年次の「ワークショップ」では、手を動かしてものをつくる醍醐味を味わうことができます。また、グループで協力しながら作業をすることでコミュニケーション能力も鍛えられます。